『まっとうな経済学』と同著者。 原題は『生活の論理:不合理な世界の合理的な経済学』ぐらいの意味合いで、今回もかなり面白い。
『まっとうな経済学』は『ヤバい経済学』と連続して紹介したけど、奇しくもまた『超ヤバい経済学』に連続しての紹介。
それぞれの位置づけも、やはり前回と同じで、変わった話題に経済学的視点を適用してみる『超ヤバい経済学』に対して、こちらはひたすら“インセンティブ”という視点に絞って地道にまっとうな話を続ける感じ。
最後の方の、選挙民の合理的な無知と、先進国の農業補助金のように数的には小さい集団の利権が通ってしまいやすい理由のあたりの話は重要で、他にあまりわかりやすい説明を見た覚えがない。オススメする。
参考リンク
- 書評 「人は意外に合理的」 – shorebird 進化心理学中心の書評など
- 人は意外に合理的:庶民の合理的な生きざまを見よ [ EP: 科学に佇む心と身体 ]
- H-Yamaguchi.net: 人は「予想どおりに不合理」だけど「意外に合理的」でもある、という話
関連書籍
おまけ
人間は面白い。
コメント