デイビッド・J・リンデン『つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?』

つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?

1章 脳の設計は欠陥だらけ?
2章 非効率な旧式の部品で作られた脳
3章 脳を創る
4章 感覚と感情
5章 記憶と学習
6章 愛とセックス
7章 睡眠と夢
8章 脳と宗教
9章 脳に知的な設計者はいない

 「進化上の制約」という観点から一本筋を通した脳本。

 最近流行なのか、よく似た感じの本もありそうだけど、初心者向けで、かつレベルも低くないので大変おすすめ。

 個人的に、1箇所だけ飛び抜けて印象に残ったのは、

  • 夢に怖いものが多い理由は、記憶を整理・統合するにあたって「この記憶を定着させよ」って信号を出す一番単純な方法が「怖がらせること」だからなんじゃね?

 という著者の仮説。かなりいいところをついていそうな気がする。というか、たぶんほぼ当たりじゃないか? 賭けられるもんなら幾らか賭けたい。

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おまけ

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