ガイア教

ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ10 水棲類人猿説(アクア説)と鯨類崇拝

【第9回】 【目次】 【第11回】  二人目もやはり日本人である。たまたま見かけたネット上の文章だが、あまりにもまとまりがよくて感激したので利用させていただいた。  又聞きの又聞きを紹介しているだけの人を晒し上げるのが目的ではないので、あえてネットマナーを無視して引用元は書かない。  ただし「オレの文章を引用するならちゃんと出典明記しやがれ」という文句が来たら大喜びで従う用意がある。 人類進化論ア...
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ガイア教の天使クジラ9 野崎友璃香『イルカのアヌーからの伝言』

【第8回】 【目次】 【第10回】  反捕鯨運動を真の意味で宗教として捉えなければならないことを強調したので、まずは宗教としてのガイア教についてもうちょっと慣れ親しんで理解を深めてもらおう。  これから主に3人の文章を紹介するが、そのうち2人までは白人でもキリスト教徒でもない。日本人である。  後でもっと詳しく述べるが、ガイア教を単なる人種差別とかキリスト教原理主義と考えるのは完全に間違っている。...
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ガイア教の天使クジラ8 現代日本人は不当に宗教を軽視しすぎている

【第7回】 【目次】 【第9回】 日本の捕鯨海域に軍艦派遣も 「追跡し、証拠集める」 - MSN産経ニュース  近頃オーストラリア政府が捕鯨監視に軍隊を出すといって話題になっている。第5回で強調したように、これは単なる選挙対策であり、私はことさらにそれを非難することはしない。  だが、さすがにビックリするような話ではあり、日本のネット周りでの反発は「こいつら狂ってやがる」とかなんとか、それはそれは...
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ガイア教の天使クジラ7 反捕鯨問題は宗教問題である

【第6回】 【目次】 【第8回】 プロローグ  地球は生きている。  地球は意志を持っている。  その昔、私たち人類は、この世に存在するすべてが神の創造物であることを認識していた。生あるもの、生なきもの、鉱物や植物、動物、そして木々のざわめきや木漏れ日の中にも、神の神聖なる力が宿り、魂が存在することを知っていた。それとともに人類も、母なる地球と深く深くつながっていたのである。  今、私たちは再び遠...
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ガイア教の天使クジラ6 タロイモ作戦

【第5回】 【目次】 【第7回】  君にある任務を与えよう。  君は今から10人に満たない少人数のチームで地球の裏側、アマゾンの奥地タロイモ山の麓に住む狩猟採集民族ヤマイモ族の集落に侵入し、彼らが森に仕掛けた罠を破壊してかかっている獲物を逃がし、彼らのサツマイモ畑に立っている案山子*1に火をつけて帰ってくるのである。  これをタロイモ作戦と呼称する。さあどう思う?  私の予想が間違っていなければ「...
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ガイア教の天使クジラ5 金儲けのための宣伝や政治利用を批判するのが論の目的ではない

【第4回】 【目次】 【第6回】  ずいぶん間が空いたが久しぶりに続きを書く。  あちこちからリンクされているのは結構だが、若干誤読されていそうな気配も出てきたので、ちょっと今までの流れを止めて、このシリーズで扱わない事は何かということを書こう。  まず、反捕鯨運動の始まりやそのきっかけに関しては扱わない。昔調べた名残でまんざら知らないわけではないが、一切扱わない。これらは――少なくとも私にとって...
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ガイア教の天使クジラ4 反捕鯨は科学や論理的整合性の問題ではない

【第3回】 【目次】 【第5回】 「少なくとも一部のクジラは増えている。科学的証拠を突きつけて商業捕鯨を再開させよう。文化帝国主義反対!」  まあこのあたりが捕鯨賛成派の最大公約数的な主張だろう。気持ちは分かるが、残念ながらあまり意味がない。  確かに、かつてクジラは獲り過ぎで数が減ったから保護しなければならないということになった。そこに異論のあるという人はいないはずだ。*1しかし、今やそれだけで...
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ガイア教の天使クジラ3 反捕鯨は食肉業界の陰謀でも文化帝国主義でも人種差別でもない

【第2回】 【目次】 【第4回】  実は、前回までで、私の言うべきことは全て言った。あとはこれを何度も繰り返し、少しずつかみ砕きながら実例を交えて解説していくだけである。  要点は反捕鯨問題は本質的に宗教問題であるということだ。だが、いきなり信じろと言われても無理だろう。この一言を本当の意味で理解してもらえるようになることがこのシリーズの目的である。  反捕鯨問題は、単なる環境保護問題でも、単なる...