2019 4/28

『妻のトリセツ』★★★

 黒川伊保子著。妻と読んだ。ぶっちゃけ科学面では極めていい加減。トンデモと言っても過言ではない。でも個人的には役に立った気がする。

『気になる仏教語辞典: 仏教にまつわる用語を古今東西、イラストとわかりやすい言葉でなむなむと読み解く』★★★★

 麻田弘潤著。絵も内容も良い。

『ある日、突然始まる 後悔しないための介護ハンドブック』★★★

 阿久津美栄子著。図書館で借りて良かったので一冊持っておくことにした。

『脳が教える! 1つの習慣』★

 ロバート・マウラー著。変化は怖い。だから必ず失敗しようがないほど小さいことから始めて徐々に大きくせよ。……という内容。これで言い尽くしてしまっている気がするが。

『難破する精神:世界はなぜ反動化するのか』★

 マーク・リラ著。全体としてはありがちな現状嘆き本と言えなくもない。が、いわゆる極左の理想主義が「未来へのノスタルジア」であり、極右の過去へのノスタルジアとある意味そっくりだという視点は示唆に富むと思う。

『魂に息づく科学:ドーキンスの反ポピュリズム宣言』★

 リチャード・ドーキンス著。より抜き集。長年のファンからするとまあ予想通りの内容で、そこまでインパクトはなかったが。

『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』★★★★★

 マット・ウィルキンソン著。移動能力で一本筋を通した進化・生物本。これ系では久しぶりの超おすすめ。

『暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』★

 ティモシー・スナイダー著。まあ流行り物? 『ブラッドランド』の人だけあって言ってることはまとも。

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2015 10/23

『なぜ蝶は美しいのか』★★★★

 フィリップ・ハウス著。shorebird先生経由。むちゃくちゃ興味深く面白い。

『ハクメイとミコチ』★★

 樫木祐人著。『ダンジョン飯』から掲載誌つながりで読む。なんか東方っぽいノリと思ったら東方の二次創作やってたこともある人みたい。三月精か香霖堂をこの人に描いてもらえばよかったのにと思わなくもないが、十分オリジナルで面白い。

『仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か』★

 魚川祐司著。よい。

『aha! Gotcha ゆかいなパラドックス』★

 マーチン・ガードナー著。さすがに時代を感じるけど、数学・論理パズル好きな人は押さえておきたい。

『複雑な世界、単純な法則』★★

 マーク・ブキャナン著。やや表層的だけど、スモールワールドとか複雑系とかあまりなじみのない人にはおすすめ。

『一生太らない体のつくり方』★★★★★

 石井直方著。妻が発見。おそらくダイエット本のオールタイムベスト(そんなに読んでないけど)。

『恐竜異説』★

 ロバート・T. バッカー著。shorebird先生経由。面白いけど時代には注意。

『精霊の守り人』★★★★★

 上橋菜穂子著。元々児童文学ということから来る(と思われる)ちょっと物足りない部分がなくはないが、とてもいい。シリーズも読んでみよう。

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2013 12/16

『あんぱんまん』★

 やなせたかし著。もちろん訃報から。

『動物の言い分 人間の言い分』★★★★★

 日高敏隆著。この手の本は結構読み慣れているはずだが、それでも相当面白かった。この方『ソロモンの指環』や『利己的な遺伝子』の訳者だったのか。今まで意識してなかった。不覚。

『ピーター・リンチの株の教科書―儲けるために学ぶべきこと』★★★

 ピーター・リンチ著、ジョン・ロスチャイルド著。原題”LEARN to EARN: A Beginner’s Guide to the Basics of Investing and Business”(稼ぐために学ぶ:投資とビジネスの基礎の初心者用手引き)。

 邦題はややミスリーディング。直訳では硬すぎるとしても『ピーター・リンチの資本主義の教科書』の方が適切だと思う。中高生に読ませたいが、それ以上の人にもおすすめ。

『新版・図説種の起源』★

 チャールズ・ダーウィン著、リャード・リーキー編集。以前おすすめした気になっていたがしてなかったので。種の起源そのものを今読むのは色々な理由でおすすめできないのでこっちで。

『大いなる探求 経済学を創造した天才たち』★

 シルヴィア・ナサー著。ケインズのあたりだけちょっと面白かった。

『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』★

 キャロル・キサク・ヨーン著。面白いが、信じてしまうと問題のある間違いが複数あるのでshorebird先生の書評を先に読んでおくことをおすすめ。私が気になったところは全て指摘されている。

『翻訳がつくる日本語―ヒロインは「女ことば」を話し続ける』★

 中村桃子著。面白い。

『超ひも理論を疑う―「見えない次元」はどこまで物理学か?』★

 ローレンス M.クラウス著。内容は普通にいいが、邦題がトンチンカンすぎる。原題を直訳すると『鏡の中に隠れたもの―代替現実の探求、プラトンから弦理論へ、不思議の国のアリス・アインシュタイン・トワイライトゾーンを通して―』。内容もその通り。どうしてこうなった!?

『戦争に強くなる本 入門・太平洋戦争―どの本を読み、どんな知識を身につけるべきか』★

 林信吾著。これも題がミスリーディング。内容を表すのは「入門」以降だけでよい。

『ブッダ入門』★★★★★

 中村元著。読みやすいのにすごく面白い。さすがとしか言いようがない。

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2013 9/4

『プログラミング言語の基礎概念』★

 五十嵐淳著。教科書的。OCamlを使っているのが特徴。

『WILLPOWER 意志力の科学』★★★★★

 ロイ・バウマイスター著、ジョン・ティアニー著。とても面白くて役に立つ。

『インターネット財務情報システム―XML技術とXBRLデータ標準を用いた』★

 湯浦克彦著。XBRLについてはまともな本がなかなか見つからない。これが一番ましなような気がする。それでも具体的に役に立つかというと微妙だが。

『世界大不況からの脱出-なぜ恐慌型経済は広がったのか』★★★★

 ポール・クルーグマン著。おなじみクルーグマン。いつも通り良い。

『勝ち続ける意志力』★

 梅原大吾著。竹中正治先生経由。ウメハラはニコ動で知ってはいたが、確かにこれはぶったまげる。

『ファスト&スロー: あなたの意思はどのように決まるか?』★★★★★

 ダニエル・カーネマン著。これは凄いわ。個々の話はすでに他の本を通して聞いたことがあるものだけど、やはりノーベル賞というかオリジナルは伊達じゃない。超おすすめ。

『不格好経営―チームDeNAの挑戦』★

 南場智子著。面白い。

『遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継』★

 株式会社モバイル&ゲームスタジオ著。

『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】』★★★★

 アトゥール・ガワンデ著。これは素晴らしい。さっそく実践しよう。部分的にすでに実行していることもあるが。

『殺戮にいたる病』★

 我孫子武丸著。一発ネタっちゃネタだけど。

『東方マネー 2013年夏号』★

 機関投資家転向で話題になった五月さんの同人誌。東方×投資ってまさに俺得。初心者向けながら、ちゃんと勉強にもなる内容。

『株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書』★★★

 足立武志著。普通に良書。

『テンプルトン卿の流儀』★★★★

 ローレン・C・テンプルトン著、スコット・フィリップス著。ジョン・テンプルトンは、ドーキンスの兄貴のせいかテンプルトン賞のイメージが強かったけど、投資家としては極めてまとも。この本もかなりの良書。

『笑う親鸞 —楽しい念仏、歌う説教』★

 伊東乾著。ほえー、まだまだ知らない世界があるものだな。仮説の信憑性はともかく、体験の部分だけでも面白い。

『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』★★★★

 レベッカ・スクルート著。他で大まかには知っていた話だが、かなり面白い。

『量子革命: アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突』★

 マンジット・クマール著。伝記に比重が寄ってる感じ。量子力学そのものは他ので予習しとくといいかも。

『クリティカルシンキング 不思議現象篇』★★

 T・シック・ジュニア著、L・ヴォーン著。よくできた懐疑主義の教科書と言ってよかろう。なんとなく装丁やフォントや段組が安っぽいというか微妙なのが残念。

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2010 1/24

マンガ 禅の思想

 昔見たあるコマを利用したくて再読したついでに。

 禅問答というのは、通俗的には訳のわからん問答の代名詞的に使われていますが、実際にもやっぱり訳のわからん問答です。

 いくら「二元論的な思考を乗り越えるための」とかなんとか理屈をつけてみても、結局やってることは

 「全然違う! まったく逆! お前は何も悟ってない!」

 とお互い言い合って、気圧された方が負けというだけなのです。

 ……あれ? 意外と現代も変わらないかも。まあとにかく、現代人的な意味での「議論」や「問題」ではないのだということを、ちゃんと理解して楽しむ分には、いいものだと思います。

おまけ

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2008 9/1

歎異抄講話 (講談社学術文庫 547)

 先月祖父が亡くなった。その葬儀の時に初めて知ったのだが、うちの宗派は浄土宗だったらしい。

 ちなみにその週の絶望先生がちょうど失って初めて気づくとか、死んで初めて知るとか、そういうネタだったのですごい偶然だと思った。

 そのせいという訳でもなかろうが、私は仏教の中では浄土真宗が好きだ。歎異抄は有名で色々解説本も出ているが、私はこの本をおすすめする。

おまけ

 仏教つながり。

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2007 1/26

自分の小さな「箱」から脱出する方法

 知りもしないのにいつの間にかアマゾンアソシエイトの売り上げの中に入っていたこの本。この手の自己啓発本はまったく読まないのだが買ってみた。

 ちょっとは期待したのだがやっぱりあまり面白くなかった。「悪いことは自分のせい、良いことは人のおかげ」という要点をいろんなたとえ話で繰り返しているだけ。

 元はアメリカで売れた本らしいが、まあ欧米では斬新に感じるのはわからなくはない。しかし日本ではそんなの啓発されるようなテクニックではなくて、単なる心がけとして小さいときから誰からともなく教えられてるものだろう。

 やはり西洋と東洋(という区分が正しいかどうかはさておき)の文化的バックグラウンドの違いというものは圧倒的でこっちではなんでもないものが向こうではものすごく見えたり、こっちではものすごいものがあっちでは何でもなかったりということがあるものらしい。

 前に類似の経験をしたのは『かもめのジョナサン』を読んだとき。なんだかものすごいことを書いてある感想を沢山見たのでどんなすごい本なんだと思って読んだら、なんだ『かもめ仙人』の一言で済む話じゃねーかという感想しか持つことが出来なかった。

 ともあれ、今回はどうせ同じような内容なら、しっかりした仏教の思想に基づく下の「非まじめ」のすすめシリーズをおすすめするね。

おまけ

 箱と言えばこの男。

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