知りもしないのにいつの間にかアマゾンアソシエイトの売り上げの中に入っていたこの本。この手の自己啓発本はまったく読まないのだが買ってみた。
ちょっとは期待したのだがやっぱりあまり面白くなかった。「悪いことは自分のせい、良いことは人のおかげ」という要点をいろんなたとえ話で繰り返しているだけ。
元はアメリカで売れた本らしいが、まあ欧米では斬新に感じるのはわからなくはない。しかし日本ではそんなの啓発されるようなテクニックではなくて、単なる心がけとして小さいときから誰からともなく教えられてるものだろう。
やはり西洋と東洋(という区分が正しいかどうかはさておき)の文化的バックグラウンドの違いというものは圧倒的でこっちではなんでもないものが向こうではものすごく見えたり、こっちではものすごいものがあっちでは何でもなかったりということがあるものらしい。
前に類似の経験をしたのは『かもめのジョナサン』を読んだとき。なんだかものすごいことを書いてある感想を沢山見たのでどんなすごい本なんだと思って読んだら、なんだ『かもめ仙人』の一言で済む話じゃねーかという感想しか持つことが出来なかった。
ともあれ、今回はどうせ同じような内容なら、しっかりした仏教の思想に基づく下の「非まじめ」のすすめシリーズをおすすめするね。
おまけ
箱と言えばこの男。
コメント