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ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ49 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 4/5

【第48回】 【目次】  さて前回、何を考えてこんな読解問題に答えてもらったか。まあ、とりあえず答え合わせから。 答え合わせ 1:× 人間以外の動物は人間のために存在している 「有史以来、人間は、ほかの動物は自分たちのために存在しているのだ、という考えをいだいてきました。」と言って、以下ずっとそういう聖書的動物観を批判しているので、当然×だな。 2:○ 牛・羊...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2020年2月版

『すばらしい新世界』★★★  オルダス・ハクスリー著。『1984年』と並び称されるディストピアものだけど、そちらほど読んでる人いない印象ある。確かに今読んでも面白いのは『1984年』の方。こちらは、生まれつきの階級固定を除けば普通の現代社会じゃん、という印象になってしまうから、そのせいかも。 『事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学』★  ターリ・...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ48 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 3/5

【第47回】 【目次】 【第49回】 現代文の問題  『海底牧場』最終回のつもりだったが、ひとつ試してみたいことができたので、一回分増やしてワンクッション置く。  以下は、第46回で取り上げた視察の帰りの飛行機内での、主人公フランクリンとマハ・テーロとの議論である。シリーズの観点から見て、この作品で一番興味深い部分と言える。  これを読んで、次の問題に答えて...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ46 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 2/5

【第45回】 【目次】 【第47回】 仏教と菜食主義  仏教の原則の一つに(中略)森羅万象に慈悲をたれよ、というのがある。これを忠実に守った仏徒はほとんどいない、有名無実の掟だ。彼らは、他人の殺した四つ足の肉を食べれば同じことだと、詭弁を弄して従わないのだ。しかし、近年、この戒律を強化しようとする試みがしばしば行われ、偏狭な菜食主義者と肉食主義者との間で、論争が絶えなかった...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2018年6月版

『シンメトリーの地図帳』★★★  マーカス・デュ・ソートイ著。普通に良い数学啓蒙書。 『サルは大西洋を渡った』★★★  アラン・デケイロス著。面白い。内容はshorebird先生にお任せ。 書評 「The Monkey’s Voyage」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『誰もが嘘をついている』★★  セス・スティー...
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おすすめ本書評まとめ2018年1月版

『女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化』★★★★★  デヴィッド・M・バス著。とても良い。結構前に出てた本なのに知らなかったのは不覚。内容は例によってshorebird先生のところ参照。 書評 「The Evolution of Desire: Revised and Updated Edition」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『アマゾノ...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ44 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 1/5

【第43回】 【目次】 【第45回】  今回取り上げるのは、前回のハインラインに続いて海外SF御三家*1、正真正銘のSF作家、アーサー・C・クラークの『海底牧場』(1957)である。  前回の『異星の客』よりも4年前だが、まあ細かいことは気にするな。今は、最低でも10年単位で考えるような時代精神の話をしているのだから、それぐらいは誤差だ。  短めで適度なスペク...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2017年11月版

『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』★  松本敏治著。方言は、ほとんどが人間から(苦手な)人間関係や心情を伴う形でもたらされるため、主にテレビから言葉を覚えることになるからではないか、という説。なかなか面白い。 『東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.(7)』★★  春河もえ著、ZUN原作。完結。当然ネタ切れ感は否め...
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