科学技術哲学

マイケル・S・ガザニガ『人間らしさとはなにか?―人間のユニークさを明かす科学の最前線』

 これはかなりおすすめ。タイトルそのものの内容に興味がある人すべてに。  本編だけで500ページ以上ある、すごい大著だけど、これでもかというぐらい様々な内容が次から次へ出てくるので飽きない。  関連書籍に並べた本のような多様な分野の研究に言及されるので、最初の1冊としてもベストじゃないかと思う。  つまり、まずここから読み始めて気になった参考文献を辿っ...
科学技術哲学

ダニエル・C・デネット『スウィート・ドリームズ』

 目下バカ検知ワードとして大活躍中の「クオリア」についての議論。 分子やエネルギーについて何もわからなかった頃の「フロギストン」や「カロリック」 DNAや酵素について何もわからなかった頃の「生気」 素粒子や時空について何もわからなかった頃の「エーテル」  などと同様に、まだ神経や脳について詳細がわからない時代であるが故に抱くことが可能であるだけのどうでもいい...
科学技術哲学

テンプル・グランディン『動物感覚―アニマル・マインドを読み解く』

 「動物福祉」にたずさわる「自閉症」の「女性」の「共著」。……何このスピリチュアルアンテナにビンビンくるキーワードの羅列! 「おお、彼女こそ動物たちと魂の触れ合いができる天使のようなピュアな心の持ち主! 環境ホルモンまみれのマクドとかむさぼり喰ってる愚民ども今すぐ有機野菜買わないと地獄に堕ちるぞ!」  みたいな内容だったらどうしようと警戒しながら読み始めたので、...
ゲーム森羅万象

ブーバ/キキ/ギラ/ホイミ

 突然ですが問題です。次のふたつの言葉は、一方が基本的な攻撃呪文で、もう一方が基本的な回復呪文です。どちらがどちらでしょう? すでに答えを知っている人は知らないつもりで答えてください。 ディオス ハリト  わかりましたか? では続いてもう一問。やはり一方が基本的な攻撃呪文で、もう一方が基本的な回復呪文です。どちらがどちらでしょう? 答えを知らない人はいないよう...
科学技術哲学

脳は陰謀論を生む機械

 分離脳についての実験からは「説明装置」とでも呼ぶべき機能が左脳側にあることが示唆される。たとえ(分離脳の状態になければ右脳から送られたであろう)正しい情報がなくても説明装置はとにかく結論を出す。  端から見ている実験者の立場ではそれはどう見ても作話であるのだが、どうも(少なくとも言葉で説明ができるような)自我は、脳で働いている様々なモジュールがそれぞれ高度に専門化された...
ゲーム森羅万象

1・2・3・4・たくさん

 もう何年も前の話だが『Mind Hacks』という本で“サビタイジング”という効果のことを知って、どうして歴代FFの戦闘画面のうちFF4のものだけがこんなにも見づらいのか? という長年の疑問に決着がついた気がした。 (FF4:6分過ぎから戦闘シーン) 【ニコニコ動画】とてもいやな名前でFF4 その15 (FF5:1分半から戦闘シーン) 【ニコニコ動画】FF...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ22 スティーブン・ジェイ・グールド『人間の測りまちがい』 3/4

【第21回】 【目次】 【第23回】  スティーブン・ジェイ・グールド『人間の測りまちがい』を先に進める。 ルイ・アガシ――アメリカの多起源論の理論家  私は二人の著名な多起源論者にしぼって話を進めようと思う。一人理論家のアガシであり、もう一人はデータ分析家のモートンである。まず手始めに、私は、かくされた動機および、その支えとなった中心的データのごまかしの双方...
科学技術哲学

プレミアム10 サイボーグの衝撃

4/24 プレミアム10「サイボーグの衝撃」立花隆が探る・SFの世界が現実に▽機械の体▽脳とロボットが直結▽兵器を脳で操る▽“攻殻機動隊”監督が未来を予言▽テレパシー・記憶の操作そのとき“心”は  久々にテレビを観た。立花隆も歳取ったなー。攻殻機動隊とかマトリックスでお馴染みの体にプラグがついててコンピューターと直結してる人間がすでに実用化している。  ...
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