科学技術哲学 ベネディクト・キャリー『脳が認める勉強法』 タイトルから期待されるハウツー的なものよりも、脳科学というか学問寄り。とても分厚くて冗長。悪い内容ではないと思うので、自分用に超要約しておく。 1語で要約 「変えろ」。 1行で要約 絶えず環境・やること・やり方を変えろ。脳は差分を記憶する。 4行で要約 まずはすぐ取りかかり、飽きたらすぐやめろ。場所を・道具を・時間を・BGMを変えろ。詰め込んだら自己テスト、テストで考え込まずすぐ答えを見る、... 2016.2.16 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2014年10月版 『脳科学は人格を変えられるか?』★★★★ エレーヌ・フォックス著。タイトルが内容と一致してない。いわゆるポジティブ脳とネガティブ脳の話。なかなか興味深いしライフハックとしても役に立ちそう。 『人類5万年 文明の興亡: なせ西洋が世界を支配しているのか』★ イアン・モリス著。それほどすごいと思わなかったが、定量志向が珍しかったので。「西洋オワコンって結論にしとくから、途中で多少偏見みたいなこと言... 2014.10.25 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ書評まとめ2014年1月版 『そして日本経済が世界の希望になる』★ ポール・クルーグマン著。アベノミクスに関するインタビュー本。密度は薄いので元々クルーグマンとリフレ政策に興味がある人だけどうぞ。 『決闘裁判―ヨーロッパ法精神の原風景』★ 山内進著。面白い。 『選択の科学』★ シーナ・アイエンガー著。すでに他のルートで知っていた話も多いが面白い。 『食品偽装の歴史』★ ビー・ウィルソン著。流行りなので。何にでも歴史は... 2014.1.4 おすすめ書評まとめ
文化芸術宗教 オスプレイって絶対名前が悪いと思う 私が初めて指摘するわけではないだろうが、オスプレイって絶対名前が悪いと思う。男がふざけて遊んでるようにしか聞こえん。ピンポイントでイメージ最悪すぎる。 カラテオドリの原理を習うと踊る空手家が思い浮かぶし、マイコプラズマと聞くと放電する舞妓さんが出てくるし、デデキント切断と聞くと出目金がちょん切れるような気がする。 日本語を使っている以上、こうした直感的な連想を止めることは不可能だ。意識して心臓... 2013.12.6 文化芸術宗教
科学技術哲学 哲学的ゾンビは「コンパイルしていないコンパイラ」と同じ この本自体はいまいちだったのでおすすめ書評まとめにも取り上げなかったけど、読んでた時に思い出した話。 哲学的ゾンビというものは、単によく考えていないから可能な気がするだけの幻想だという意見に、私は賛成する。 この概念は、ITの用語でたとえるなら、 エクセルのソースコードを入力するとエクセルの実行ファイルを出力するが、コンパイルはしていないソフトウェア というのとよく似ている。 この概念の巧... 2013.11.5 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2013年6月版 『ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣』★★ イアン・エアーズ著。ちょっとサイトの宣伝ぽいが、なかなか面白い。 参考リンク stickK ? Change Starts Now 『コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法』★ 西尾泰和著。やや初心者向けだが、よい。 『ビル・ゲイツ未来を語る』★★★ ビル・ゲイツ著。1995年、Windows95発売直後ぐらいに出さ... 2013.6.19 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 ダンバー数人委員会 陰謀論(ウォッチ)業界でよく見る(?)悪の秘密結社の名前に三百人委員会というものがある。 30人委員会や3000人委員会でなく、3万人委員会でも3億人委員会でもなく、あくまで300人委員会であり、300という数がロビン・ダンバーいうところのダンバー数の上限あたりにほぼ一致するのは興味深い。 利害でまとまったひとつのグループとして、人間が自然に想像できる限界の数がちょうどそれぐらいであるというこ... 2012.11.10 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2012年10月版 『右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化』★★★ 細将貴著。面白い。内容についてはshorebird先生にお任せ。 書評 「右利きのヘビ仮説」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『進化――生命のたどる道』★★★ カール・ジンマー著。これも。 書評 「進化:生命のたどる道」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『幸福優位7つの法則 仕事も人生も... 2012.10.18 おすすめ書評まとめ