おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2012年10月版 『右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化』★★★ 細将貴著。面白い。内容についてはshorebird先生にお任せ。書評 「右利きのヘビ仮説」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『進化――生命のたどる道』★★★ カール・ジンマー著。これも。書評 「進化:生命のたどる道」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハ... 2012.10.18 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 デイビッド・J・リンデン『つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?』 1章 脳の設計は欠陥だらけ?2章 非効率な旧式の部品で作られた脳3章 脳を創る4章 感覚と感情5章 記憶と学習6章 愛とセックス7章 睡眠と夢8章 脳と宗教9章 脳に知的な設計者はいない 「進化上の制約」という観点から一本筋を通した脳本。 最近流行なのか、よく似た感じの本もありそうだけど、初心者向けで、かつレベルも低くないので大変おすすめ。 個人的に、1箇所だけ飛び抜けて印象に残ったのは、夢に怖い... 2010.9.15 科学技術哲学
科学技術哲学 マイケル・S・ガザニガ『人間らしさとはなにか?―人間のユニークさを明かす科学の最前線』 これはかなりおすすめ。タイトルそのものの内容に興味がある人すべてに。 本編だけで500ページ以上ある、すごい大著だけど、これでもかというぐらい様々な内容が次から次へ出てくるので飽きない。 関連書籍に並べた本のような多様な分野の研究に言及されるので、最初の1冊としてもベストじゃないかと思う。 つまり、まずここから読み始めて気になった参考文献を辿っていくという使い方にもってこい。関連書籍おまけ【ニコニ... 2010.7.17 科学技術哲学
科学技術哲学 ダニエル・C・デネット『スウィート・ドリームズ』 目下バカ検知ワードとして大活躍中の「クオリア」についての議論。分子やエネルギーについて何もわからなかった頃の「フロギストン」や「カロリック」DNAや酵素について何もわからなかった頃の「生気」素粒子や時空について何もわからなかった頃の「エーテル」 などと同様に、まだ神経や脳について詳細がわからない時代であるが故に抱くことが可能であるだけのどうでもいい概念だというのが著者の立場。 内容そのものは特に珍... 2010.5.29 科学技術哲学
科学技術哲学 テンプル・グランディン『動物感覚―アニマル・マインドを読み解く』 「動物福祉」にたずさわる「自閉症」の「女性」の「共著」。……何このスピリチュアルアンテナにビンビンくるキーワードの羅列!「おお、彼女こそ動物たちと魂の触れ合いができる天使のようなピュアな心の持ち主! 環境ホルモンまみれのマクドとかむさぼり喰ってる愚民ども今すぐ有機野菜買わないと地獄に堕ちるぞ!」 みたいな内容だったらどうしようと警戒しながら読み始めたので、意外にも大変まともな内容でものすごく得した... 2010.5.18 科学技術哲学
ゲーム森羅万象 ブーバ/キキ/ギラ/ホイミ 突然ですが問題です。次のふたつの言葉は、一方が基本的な攻撃呪文で、もう一方が基本的な回復呪文です。どちらがどちらでしょう? すでに答えを知っている人は知らないつもりで答えてください。ディオスハリト わかりましたか? では続いてもう一問。やはり一方が基本的な攻撃呪文で、もう一方が基本的な回復呪文です。どちらがどちらでしょう? 答えを知らない人はいないような気がしますが、一応知っている人も知らないつも... 2009.2.3 ゲーム森羅万象
科学技術哲学 脳は陰謀論を生む機械 分離脳についての実験からは「説明装置」とでも呼ぶべき機能が左脳側にあることが示唆される。たとえ(分離脳の状態になければ右脳から送られたであろう)正しい情報がなくても説明装置はとにかく結論を出す。 端から見ている実験者の立場ではそれはどう見ても作話であるのだが、どうも(少なくとも言葉で説明ができるような)自我は、脳で働いている様々なモジュールがそれぞれ高度に専門化された仕事をこなした後の最終結果しか... 2009.1.25 科学技術哲学
ゲーム森羅万象 1・2・3・4・たくさん もう何年も前の話だが『Mind Hacks』という本で“サビタイジング”という効果のことを知って、どうして歴代FFの戦闘画面のうちFF4のものだけがこんなにも見づらいのか? という長年の疑問に決着がついた気がした。(FF4:6分過ぎから戦闘シーン)【ニコニコ動画】とてもいやな名前でFF4 その15(FF5:1分半から戦闘シーン)【ニコニコ動画】FF5 バッツの代わりに旅に(ry 第03話 最初に思... 2008.5.25 ゲーム森羅万象