宗教

政治経済社会

ローマ法王がイスラム教を侮辱したとして謝罪させられたとかいう話

愛・蔵太の少し調べて書く日記 - 共同・時事通信が伝えたローマ法王の報道に、いろいろな人が大騒ぎ  問題そのものは上のエントリに詳しいようにあまり本質的なものではなさそうだ。  だがそれだけに、かつて原理主義的な知の頂点に立つ無謬の象徴だったローマ法王が、いまや「他人の宗教を侮辱するな」という原理主義者からの人道主義的非難にいとも簡単に屈してしまっているということが現代の思想状況の象徴にも見える。...
文化芸術宗教

ルカイヤ・ワリス・マクスウド『イスラームを知る32章』

キリスト教徒から改宗したイギリス人女性の著作。西側文化の視点を持っているだけに、日本人にも読みやすいはず。入門用におすすめと思われる。以下読書メモ。 基本 アッラーの他に神はなく、ムハンマドはアッラーの使徒である。 イスラーム 「神の教え」 ムスリム 「神に服従する者」 ムハンマド 預言者。あくまで人間。 クルアーン 「誦まれるもの」ムハンマドに掲示された神の言葉。7世紀から一度も加筆、削除されな...
政治経済社会

陰謀論は現代の宗教

陰謀論と呼ばれる考え方がある。『アポロ11号は月に行っていない』とか『911はブッシュ政権の自作自演である』とか、傍目には荒唐無稽な議論を信じたがり、いくらでもある反対の論拠には全く耳を貸さない。  それを非難したいわけではない。夏や冬があるのは太陽が離れたり近づいたりするからだと信じている人も大勢いる。逆に地球の公転や地軸の傾きに独力で気づける人もいない。無知は程度の問題であるし、他人に被害を及...