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2011
9/26
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久々にグレッグ・イーガン。様々な時期の作品を集めた短編集。
後に『ディアスポラ』の一部になった『ワンの絨毯』が、単体でもやっぱり群を抜いた出来。他は正直微妙。
まあそれでも届いた途端に一気読みしちゃうぐらいには面白いのだが。
- 「クリスタルの夜」
- 「エキストラ」
- 「暗黒整数」
- 「グローリー」
- 「ワンの絨毯」
- 「プランク・ダイヴ」
- 「伝播」
おまけ
久々にグレッグ・イーガン。様々な時期の作品を集めた短編集。 後に『ディアスポラ』の一部になった『ワンの絨毯』が、単体でもやっぱり群を抜いた出来。他は正直微妙。 まあそれでも届いた途端に一気読みしちゃうぐらいには面白いのだが。
おまけ
という感想がたまたま目に入ったけど、『顔の美醜について』って、そんな話だったっけなあ。これが「美醜という価値判断そのものの自明性が疑われない」話だというなら、どんな話なら疑う話なんだ。 いま手元に本がないし、細かく覚えてないが、「悪平等を求める(戯画化された)フェミニスト」は確かに出てきたかもしれない。 しかし、作品全体としては『カリー』を支持する側にはっきり好意的で、作者自身の主張はむしろそちらに近いものだった、というのが私の記憶だが。 そもそも脳の顔の美醜判断モジュールを麻痺させる装置(≒美醜に進化心理学的根拠がある)というアイデア自体が気に食わない、という話なら、まあ一応理解はできるが。どうにもしてあげられない一つの意見として。 おまけ
顔の美醜以前の問題について。
最近読んだり見たりしたもの、またはずっと紹介したいと思っていたものの中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 『チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの話 植物病理学入門』★ニコラス・マネー著。菌類による病害。読み物としての面白さはやや欠けるけど、あまり類似作がないので一応。
『Fate/Zero 第四次聖杯戦争秘話 』★★★虚淵玄著、武内崇著。魔まマから虚淵玄つながりで読む。ゲームの『Fate/stay night』は昔ひぐロワ作ってた頃に周辺知識として一応やって「長い」以外ほとんど何の感想も持てなかった記憶があるが、こっちは普通に面白かった。
『100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち』★デヴィッド・スノウドン著。条件と記録が揃っている修道女を対象にアルツハイマーの疫学研究をやったという話。なんとも不思議な感覚。
『夢をかなえるゾウ』★★★★水野敬也著。名前だけ知ってた。自己啓発本としての内容は通り一遍ながら、関西芸人しゃべりのガネーシャのキャラが秀逸。
『マイノリティ・リポート―ディック作品集』★フィリップ・K. ディック著。テレビで『トータル・リコール』やってたので思い出した。
『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』★マリー=フランス・イルゴイエンヌ著。『平気でうそをつく人たち』にもちょっと通じる話?
『数学で読み解くあなたの一日』★★ジェイソン・I・ブラウン著。タイトル通りの内容。初心者向き。
『温度から見た宇宙・物質・生命―ビッグバンから絶対零度の世界まで』★★ジノ・セグレ著。「温度」で一本筋を通した物理本。やや基本的だが、いい。
『金正日の料理人―間近で見た独裁者の素顔』★★藤本健二著。最初ほんまかこれ? と思ったがどうもほんまらしい。まあ将軍様も人間だから一年365日何か食べるわけだし、何か食べるからにはそれを作る人もいるわけで、こんなことがあってもおかしくはないか……。
『頭がよくなる照明術』★★★★結城未来著。読むと頭が悪くなりそうなタイトルながら、内容はまとも。朝強い光を浴びるというのは昔から実行してる。
『反社会学講座』★★パオロ・マッツァリーノ著。会話口調がちょっといまいちだが、内容的にはいい本だと思う。
『失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する』★中尾政之著。エンジニアリングの失敗中心。原発の大失敗の後だからタイムリー。
おまけ
照明で失敗で温度で数学で。
停電と星新一でまず思い出したのは『感謝の日々』なのだが、他にもう2編だけ思い出せるものがある。 一つはこれ、
というだけで、特に名作とは思わないのだが「電気が絶たれた時の文明生活の脆弱性」というテーマは、まさに今タイムリーだと思う。 もう一つは、以前も紹介したが『声の網』の中の、コンピューターがわざと大停電という事件を引き起こし、普段は表に現れない人々の性格データを採取する、というシークエンス。 今回の震災と原発の件は、別にコンピューターの陰謀ではないけれども、結果的にいろいろな人の、普段は絶対に表に現れない本性を覗き見ることはできた気がする。 おまけ
凍死つながり。(ややホラー注意)
最近読んだり見たりしたもの、またはずっと紹介したいと思っていたものの中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『不思議の森のアリス』★★★リチャード・マシスン著。短篇集。ホラー系。結構好き。
『運命のボタン』★リチャード・マシスン著。見てないし今後見る予定もないが、聞くところによると映画はクソらしい。
『すんドめ』★★★★★岡田和人著。誰かが褒めてたのでコミックレンタルで借りてみたエロ青春ラブコメ。ヤング誌なのでタイトル通り本番なし。嗜好はドM。普段あまりチェックしてない分野だからかもしれんが、すげー面白かった。
『ことばの起源―猿の毛づくろい、人のゴシップ』★★★★ロビン・ダンバー著。『科学がきらわれる理由』の著者。こちらは言語の話がメイン。
『ミミズの話』★エイミィ・ステュワート著。有名な話だがダーウィンもミミズに注目してた。
『はるかな記憶―人間に刻まれた進化の歩み』★★カール・セーガン著、アン・ドルーヤン著。セーガンこんなのも書いてたのか。遅めの時期のものだからか、いま見ても悪くない。
『その科学が成功を決める』★リチャード・ワイズマン著。ありがちなビジネス本を否定して統計的科学的アプローチを。まあこれ自体も一部は若干怪しい気がするが。
『借金を返すと儲かるのか?』★★★★岩谷誠治著。確かに会計本では破格のわかりやすさ。
おまけ
ミミズの話といえば……。
確か誰かが褒めてたので、旅行中に読んでいた本。言わばアメリカのファンタジー系ラノベ。いま調べたら、出たのはちょうどロードス島戦記よりわずかに前の時代らしい。 面白いかつまらないかと言ったら、もちろん面白い。ただ、女性と東洋人の扱いが、一貫して余りと言えば余りにアメリカンなのが引っかかる。 ハリポタはやっぱりイギリスっぽかったし、ファンタジーだといっても――あるいは、だからこそ――国柄というのはあるものだね。それ自体一種の偏見と言ってしまえばそれまでだけど。 同じ旅行で指輪物語のDVDを買ったので、どうしても比べてしまうが、こういう二流のファンタジーと比較すると、トールキンがいかに気を遣って書いてるかがわかる気がする。もっとずっと昔であるにも関わらず。
おまけ
アメリカン。
ラノベ補強計画の一環として西尾維新に再チャレンジ。以前カタカナ8文字のシリーズに挑戦しかけ、数ページも耐えられずに投げた記憶があるが、こっちのシリーズは読めた。 時事ネタ・他作品ネタ・メタネタが多いのが予想外だったが、この独特の言語センス・ギャグセンスは嫌いではない。 基本的に最初から最強で、都合のいい女の子に囲まれ常時セクハラしまくり、いい人だというだけで好かれまくる。男性キャラは基本的に性的競合にならないおっさんしかいないし。 ああこれぞまさに男のロマン(ストレートに自分の夢と言え的な意味で)。おそらく主要対象読者であろう中高生男子に受けるのは、とてもよくわかる気がするね。 前回の『とある魔術の禁書目録』とあわせて、ラノベというのはこういうものなのか、というのも少しだけ見えてきたかもしれん。 シリーズ内での私的面白さランキングは、『化物語』>>『偽物語』>『傷物語』。試しに、という人は発売順に『化物語』から始めるのがよさそう。アニメは未見だが、ニコ動のMAD等でちらっと見た限りでは、悪くはなさそうな印象。
おまけ |
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