OCamlの練習に、長年の疑問だった
を求めようとしている。
ただ、自分の知っているバージョンはローカルルール(?)があり、四則演算と括弧だけではなく、
- 最初から存在する数字をくっつけて2〜4桁の数字にする
という操作が可能である。意味があるのは2ケタだけだが。
まだインチキしているのでコード公開できないけど、とりあえず答えは出たはず。これ合ってる?
0001 0011 0012 0013 0014 0015 0016 0017 0018 0019
0022 0023 0025 0028 0033 0034 0037 0044 0045 0046
0055 0056 0066 0067 0077 0078 0088 0089 0099 0111
0112 0115 0118 0119 0122 0123 0124 0125 0126 0127
0128 0129 0133 0134 0135 0136 0137 0138 0139 0144
0145 0146 0147 0149 0155 0156 0158 0159 0166 0167
0169 0177 0178 0179 0188 0189 0199 0223 0224 0225
0226 0227 0228 0229 0234 0235 0236 0237 0238 0239
0244 0245 0246 0247 0248 0249 0255 0256 0257 0258
0259 0266 0267 0268 0278 0279 0288 0289 0334 0336
0337 0339 0345 0346 0347 0349 0355 0356 0357 0358
0367 0368 0369 0377 0378 0379 0446 0448 0449 0455
0456 0457 0458 0459 0466 0467 0468 0469 0477 0488
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0669 0679 0688 0779 0789 0889 0899 0999 1111 1112
1114 1115 1116 1117 1118 1119 1122 1123 1124 1125
1126 1127 1128 1129 1133 1134 1135 1136 1137 1138
1139 1144 1145 1146 1147 1148 1149 1155 1156 1157
1158 1159 1166 1167 1168 1177 1178 1188 1189 1199
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3388 3389 3399 3444 3445 3446 3447 3448 3449 3455
3456 3457 3458 3459 3466 3467 3468 3469 3477 3478
3479 3488 3489 3499 3555 3556 3557 3558 3559 3566
3567 3568 3569 3577 3578 3579 3588 3589 3599 3666
3667 3668 3669 3677 3678 3679 3688 3689 3699 3777
3778 3779 3788 3789 3799 3888 3889 3899 4444 4445
4446 4447 4448 4449 4455 4456 4457 4458 4459 4466
4467 4468 4469 4477 4478 4479 4488 4489 4499 4555
4556 4557 4559 4566 4567 4568 4569 4577 4578 4579
4588 4589 4599 4666 4667 4668 4669 4677 4678 4679
4688 4689 4699 4777 4778 4779 4788 4789 4799 4888
4889 5555 5556 5557 5558 5559 5566 5567 5568 5569
5577 5578 5579 5588 5589 5599 5666 5667 5669 5677
5678 5679 5688 5689 5699 5777 5778 5779 5789 5888
5889 5999 6666 6667 6668 6669 6677 6678 6679 6688
6689 6699 6777 6779 6788 6789 6799 6889 7777 7778
7779 7788 7789 7799 7888 7889 7899 8888 8889 8899
8999 9999
参考リンク
おまけ
by 木戸孝紀
tags:OCaml パズル プログラミング 数学
最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。
★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。
『シー・シェパードの正体』★
佐々木正明著。興味ある人は押さえておいてほしいけど、日本では、シーシェパードをそのまま信じている人なんてあまりいないので、それほど積極的な価値はないかも。
『100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図』★
ジョージ・フリードマン著。トンデモ本としての評価。最初の方は真面目に予測しているのだが、途中からいきなりSF仮想戦記モノに。ギャップが笑える。
『経済倫理=あなたは、なに主義?』★
橋本努著。この本の分類だと私は「平等主義」になるようだ。
『背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか』★★★★★
ウィリアム・ブロード著、ニコラス・ウェイド著。すごくいい。古今東西の主要な科学の偽造・捏造・改竄、その他の問題が網羅されている感じ。ブルーバックスでこれはとてもお得。コストパフォーマンス高すぎ。
『「環境主義」は本当に正しいか?チェコ大統領が温暖化論争に警告する』★
ヴァーツラフ・クラウス著。現職チェコ大統領が書いている、という以上のものは特に。内容的はロンボルグの本の方がまとも。そちらを読んでいれば十分と思う。
『宗教からよむ「アメリカ」』★★★
森孝一著。これは今まで興味なかった人が、このキーワードで押さえておくのにちょうどいい感じ。
『絶対貧困』★★★★
石井光太著。「世界リアル貧困学講義」スラム編・路上生活者編・売春編。かなり面白い。同著者の他の本も当たってみよう。
『無限のパラドックス―パズルで学ぶカントールとゲーデル』★★★
レイモンド・スマリヤン著。何かの加減で思い出した。無限とかパラドックスとかいう単語に反応する人おすすめしたい。
おまけ
経済倫理と聞いて。桃鉄も昔と随分変わってるなあ。
by 木戸孝紀
tags:科学 経済 書評 数学
最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。
★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。
『「標準模型」の宇宙 現代物理の金字塔を楽しむ』★
ブルース・シューム著。ゲージ理論とか真面目に解説している一般書って貴重なのではないかと。エミー・ネーターは確かに知っとくと通っぽい感じの名前なので憶えておくといいかも。
『地球全体を幸福にする経済学―過密化する世界とグローバル・ゴール』★★★★
ジェフリー・サックス著。原題”Common Wealth: Economics for a Crowded Planet”。まあ常識的に非常にいい内容。
『完全なる証明』★
マーシャ・ガッセン著。ポアンカレ予想よりもグリゴリー・ペレルマンに焦点を当てた本。特にソ連の数学事情の部分はあまり知らなかったので面白かった。
『進化とゲーム理論―闘争の論理』★★
J・メイナード・スミス著。古い本だけど古びてはいない。『囚人のジレンマ』を読んでもうちょっと詳しく勉強したいという人向け。
『合理的な愚か者―経済学=倫理学的探究』★
アマルティア・セン著。やっとどういう分野の人なのかわかった。やや専門的なので初めての人にはおすすめしない。近い分野で入りやすいのは『選挙のパラドクス』あたりか。
『量子が変える情報の宇宙』★★★★★
ハンス・クリスチャン・フォン=バイヤー著。これはよい。一般向け啓蒙書としてここまで完成度の高いのは久しぶりに見る。一応情報理論が中心ではあるが、実際に扱う範囲は科学・数学のかなり幅広い分野に及ぶ。敷居も低めなのでどんな人にもおすすめ。
『彼女の「正しい」名前とは何か―第三世界フェミニズムの思想』★★★
岡真理著。女性器切除の件でリンクだけ載せた覚えがあるが、他の文脈で出てくる予定があるのでちょっと先回りしてここで一回おすすめしとく。特にいいと思っているのが、P200-215の「蟹の虚ろなまなざし」についての部分。
『新装版 日本語の作文技術』★★
本多勝一著。確かに、こういう作文「技術」を学校でやった記憶はまったくない。やった方がいいんじゃないだろうか。中高生ぐらいの時に読みたかった。
『心の発生と進化―チンパンジー、赤ちゃん、ヒト』★★
アン・プレマック、デイヴィッド・プレマック著。タイトルの通りの内容。冒頭などにある人類学の情報が若干古くなりかけているような気がするが、メインの内容はよい。
『自由は進化する』★★★
ダニエル・デネット著。『スウィート・ドリームズ』の件で読んでいたのを思い出した。非常に微妙な内容で全面賛成とも言えないのでまだ言及していないのだが、一読の価値は確実にあるので先に紹介だけしておく。巻末にある山形浩生の訳者解説から読み始めることを強く勧める。
おまけ
by 木戸孝紀
tags:宇宙 経済 書評 進化 数学 哲学 文章
最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。
★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。
『キサラギ』★★★
D.IKUSHIMAさん経由。確かになかなか面白い脚本だ。映画も機会があったら見たい。まあ見たいとか言ってる程度だとたぶん見ないが。
『ソフトウェア開発者採用ガイド』★★
Joel Spolsky著。これまでのJoel本とほとんど重複。それでもよいという人か、または本当に採用ガイドとして使用するような人にはオススメ。
『異端の数ゼロ―数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念』★★
チャールズ・サイフェ著。数学教養初心者向きとして、いい感じ。私は同著者の『宇宙を復号する』の方が好きだけど。
『イスラムの怒り』★
内藤正典著。正月にイスタンブール行ったとき家にあったので。賛成できない意見も多いのだが、今日的な一般常識として押さえておいて損はない内容。
『クォーク―素粒子物理はどこまで進んできたか』★★
南部陽一郎著。今更ながらノーベル賞つながり。
『東方儚月抄 〜Cage in Lunatic Runagate.』★
ZUN著。儚月抄漫画版の合間を小説で説明するような感じなので、漫画版を先に読んでないと全く意味不明なので注意。漫画版を読んでても面白いかは微妙。少なくとも入門には向かない。
『まんが道』★★★★★
藤子不二雄(A)著。言わずと知れた傑作。引っ越しのために部屋を探してたら、2人で2畳に住んでたとか、4畳半が広く感じたとかいうエピソードが頭に浮かんだので。
『投資信託にだまされるな!本当に正しい投信の使い方』★★
竹川美奈子著。まあ常識的にいい。
『社会生物学論争史―誰もが真理を擁護していた』★★★★
ウリカ・セーゲルストローレ著。どこの大魔導師かエルフ王かという名前に圧倒されそうになるけど中身も重い。本当に興味のある人にしかおすすめしない。
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』★★★★
マックス・ヴェーバー著。説明不要なほど超有名。
おまけ
これ見て「解せぬ」以上の何かしらの感想を持てる人は、たぶんJoelの言うポインタが理解できる程度の能力を持つ人。ホントこの人のTASは異次元だな。
by 木戸孝紀
tags:IT 宗教 書評 小説 数学 東方
最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。
★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。
『最新脳科学が教える 高校生の勉強法 東進ブックス』★★★★
池谷裕二著。胡散臭い分野だけど、まともな内容。個人的には新しい内容はなかったがおすすめ。高校生でなくてもおすすめ。
『ゲーデルの不完全性定理』★★
レイモンド・スマリヤン著。スマリヤンの他の本とは違って啓蒙書とは言えません。本気で証明します。名前しか知らないで大げさなこと言う人たちに引っかからないように、人生で一度はぐらいはやっとくべきかも。
『整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣』★
小山龍介著。iPhoneと書籍電子化の話が書いてあると聞いたので。SugarSync使ってみるか。
『消された科学史』★★
著者にグールドが入ってたので昔読んだ。科学史好きな人には。
『影が行く―ホラーSF傑作選』★★★★
その筋では有名な『遊星からの物体X』の原作は、ジョン・W・キャンベル・ジュニア『影が行く』である。
『46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生』★★★
ロバート・カーソン著。ドキュメンタリーに加えて、見るというのは単に眼というカメラに光が入るだけの話ではないという話。再生医療は今後いろいろと面白そうだ。
『結晶世界』★★
J・G・バラード著。今となってはやや古いけど、近年でもたとえば『EDEN』なんかで元ネタになってる。
『4Gbpsを超えるWebサービス構築術』★★★
すげえもんだ。そういえば、livedoor readerだけはGoogle無双の今でも使ってるな。
『おしゃべりな宇宙―心や脳の問題から量子宇宙論まで』★★
K.C. コール著。無難な感じの科学啓蒙本。
『死体が語る歴史』★
フィリップ・シャルリエ著。予想と違って、いわゆる考古学の時代の話より歴史時代の話が多い。
『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史』★★★★
ハワード・ジン著、レベッカ・ステフォフ著。子供向けだけど良くできてる。
『盲目の時計職人―自然淘汰は偶然か?』★★★★★
リチャード・ドーキンス著。新刊が出た影響で紹介しときたくなった。兄貴は書名のつけ方が悪魔的に上手いと思う。
『虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか』★★★★★
リチャード・ドーキンス著。全体にいい本だが、前にもちょっと触れた第9章のガイア理論批判のところは、いつか使うかもしれないので興味がある人は読んどくといいかも。マーギュリスはもう擁護できないレベルにまで行ってしまったみたいだなあ……。(参考)
おまけ
ゲーデルつながり。
by 木戸孝紀
tags:IT 科学 書評 数学 歴史
一昨日のパズル。もう終わっちゃってるけど、乱数でのゴリ押しだけでは芸がなさ過ぎるでしょう常識的に考えて……ということで、ちょっと改良した。
互いに行き着けないノードの数をスコア(当然低い方が良い)として、ステップごとに上位1/4だけ残してそれを4倍に複製。二本のエッジをちょん切ってつなぎ替える。
N=4で15個の解はわりとすんなり見つけられるようになった。
15個のノード。
30本のエッジ。
0のスコア。
0:[9, 12, 5, 8]
1:[3, 9, 11, 6]
2:[5, 11, 13, 12]
3:[1, 5, 10, 13]
4:[7, 5, 14, 6]
5:[2, 4, 3, 0]
6:[14, 12, 1, 4]
7:[4, 11, 9, 10]
8:[10, 14, 11, 0]
9:[13, 0, 7, 1]
10:[8, 12, 7, 3]
11:[2, 7, 1, 8]
12:[6, 10, 0, 2]
13:[9, 14, 2, 3]
14:[6, 13, 8, 4]
まだやってないけど、パラメータ設定とかける時間次第ではN=5もいけるかもしれん。
11/9追記
ちょっと時間かかったけどN=5で24個いけた。populationは800に設定。
24個のノード。
60本のエッジ。
0のスコア。
0:[6, 11, 7, 16, 13]
1:[15, 3, 13, 4, 18]
2:[6, 5, 14, 3, 23]
3:[1, 7, 20, 2, 11]
4:[19, 13, 17, 1, 5]
5:[2, 16, 4, 12, 10]
6:[2, 0, 23, 15, 19]
7:[17, 21, 0, 3, 10]
8:[12, 10, 23, 13, 20]
9:[14, 20, 17, 15, 16]
10:[8, 22, 15, 7, 5]
11:[12, 0, 22, 3, 17]
12:[8, 11, 21, 15, 5]
13:[14, 4, 1, 8, 0]
14:[13, 9, 21, 2, 22]
15:[1, 6, 9, 12, 10]
16:[20, 0, 5, 18, 9]
17:[23, 7, 4, 9, 11]
18:[23, 21, 1, 22, 16]
19:[20, 22, 4, 6, 21]
20:[19, 16, 9, 3, 8]
21:[7, 18, 14, 12, 19]
22:[19, 10, 11, 14, 18]
23:[18, 17, 8, 6, 2]
おまけ
もうすぐCDが出るらしい。
by 木戸孝紀
tags:Ruby パズル プログラミング 数学
ドレイクの方程式というものがある。最近は宇宙への関心低下に伴って知らない人も増えているかもしれないが、一定の年代のSF者や宇宙科学に興味のある人は大抵知っている。
内容の解説はしないので知らない人はwikipediaで予習してほしいが、この方程式なるものは要するに、
今日道路に落ちていたバナナの皮で滑って転んで頭を打って死ぬ人の数は、今日道に落ちているバナナの皮の数×道に落ちているバナナの皮を人が踏む確率×バナナの皮を踏んだ人が転ぶ確率×転んだ人が頭を打つ確率×頭を打った人が死ぬ確率に等しい。
……という、当たり前のことを言っているだけである。それぞれの記号に代入すべき数・確率がすでに知られているのなら、単なるかけ算に過ぎないし、もちろん実際には知られていないのだから、なおさら無意味である。
ところがこれを、いかにも「科学」を連想させる記号で書き、「数学」を連想される「方程式」と名付けると、とたんに何かすごいことを言っているように見え、何か確固たることが言えるような錯覚を起こさせる。
だからこそ、SFや通俗科学では盛んに使われた。wikipediaにも載っているエピソードだが、
著名な天文学者であるカール・セーガンは文明の存続期間以外の項は総て比較的高い値であると推測している。そして、この宇宙に存在する文明の多寡を決定付ける要素は、文明の存続期間(言い換えると技術文明が自滅を避ける能力の大小)であるとしている。ドレイクの方程式はセーガンにとって、環境問題に関わったり、核の冬の危険に対し警告を発する為の原動力となった。
カール・セーガンのこのような主張は、どの本だったか忘れたが、私も読んだことがある。もちろんこのような推測を裏づける根拠は、極めて薄弱である。
数に明るい子供に「銀河系で恒星が形成される速さが大きいと分かったら核戦争をしてもいいのか」と思わせかねないような小細工を弄せずとも、環境保護や核反対の主張はできるはずだし、またすべきだ。
彼は自分の主張がより正しく・立派で・客観的に見えるように、大衆のこうした科学・数学に対するオカルト的崇拝感覚を利用したのであり、それは、いかにもっともな動機によるものといえども真の科学ではない。
高橋直樹がこの件に関連してドレイクの方程式に言及しているのは、地下猫さんの「ダンバー数」に対する態度は、この場合のカール・セーガンに相当する誤りではないか、という問題意識に基づくものと理解している。
つまり「まあそりゃ限度のある要素の集まりには何かしらの限界はあるだろうねえ」と、ドレイクの方程式同様考えるきっかけ程度に扱っておくべきものを、大衆の数学に対する弱さを利用して自分の政治的主張を虚飾することに利用していないかということだ。
私としては、それはさすがに悪意に取りすぎで、地下猫さんはちゃんと考えるきっかけ程度に扱っているように見える。
しかし、確かに今回話したような問題意識をちゃんと持っていたら、今回の通りの言い方はしなかっただろうとも思う。批判的な立場の人から疑われるのは仕方あるまい。
そもそもダンバーの『科学がきらわれる理由』でも、科学が厳密化・数理化されていくに伴って、一般大衆から敬遠・反発の感情が発生し、オカルトへの傾倒を生んでしまう……というような危惧は、重要テーマのひとつだったはずだ。
セーガンやドレイクの方程式の時代とは風向きが大きく違っているけれども、この本から学ぶものは霊長類学以外にもっとあったんじゃないのかあ、ぐらいのことは私も言っておきたいかな。
おまけ
バナナの皮つながり。
by 木戸孝紀
tags:カール・セーガン 宇宙 科学 数学
ううむ、地下猫さんが『科学がきらわれる理由』をおすすめされた背景では、そんなこと考えていたのか。これはちょっと予想外だった。
確かに『科学がきらわれる理由』は素晴らしい本だが、ダンバー数自体は「まあそりゃ限度のある要素の集まりには何かしらの限界はあるだろうねえ」ぐらいの受け取り方をしておけばいいものだろう。
少なくとも現時点で、具体的にその数に何かがある・その数から何かが言えると考えるのは、百匹目の猿現象みたいな純然たるオカルトとは異なるものの、六次の隔たりレベルの通俗科学でしかないと思うなあ。
まあそれはそれとして、
平面上にいくつかの点がある。点と点が線で結ばれている。1本任意の1点から出ている線の数はN。任意の2点を取り出すと、その2点は直接、あるいは、別の1点を経由してつながっている。このような状況が可能な点の個数の最大値は?
という問題そのものには久々にパズル欲が刺激された……と言いたいところだけど、こりゃパズルってレベルじゃねーぞ!
直感で根拠はないが、M、Nが一般の場合の解を求めるのは、数学上の未解決問題ではないかと思う。具体的な数にしたってN = 150なんてとてもとても。
かと言って、一応数学野郎・プログラム野郎の端くれのつもりなのに手も足も出ずに終わるのは悔しいので、小さい数ぐらいでなら遊べるように、ゴリ押しで解を探すスクリプトを書いた。
見つからないと延々と探し続けるので、諦めるときはCtrl+Cで止めて下さい。(実行できる人なら止め方も知ってると思うけど。)
N = 3の時の最大個数は10のようだ。理論上 N^2+1 を上回ることはありえないのでN = 3については解決。
10個のノード。
15本のエッジ。
[0, 1, 2, 7]
[1, 0, 9, 6]
[2, 0, 5, 3]
[3, 2, 8, 6]
[4, 6, 5, 7]
[5, 2, 4, 9]
[6, 1, 3, 4]
[7, 0, 4, 8]
[8, 3, 7, 9]
[9, 1, 5, 8]
N = 4の時は13まで、
13個のノード。
26本のエッジ。
[0, 6, 11, 9, 4]
[1, 6, 11, 12, 10]
[2, 8, 11, 6, 4]
[3, 5, 4, 7, 12]
[4, 0, 2, 3, 12]
[5, 3, 8, 6, 7]
[6, 0, 1, 2, 5]
[7, 3, 5, 11, 9]
[8, 2, 5, 10, 9]
[9, 0, 7, 8, 10]
[10, 1, 8, 9, 12]
[11, 0, 1, 2, 7]
[12, 1, 3, 4, 10]
N = 5の時は16まで、
16個のノード。
40本のエッジ。
[0, 5, 10, 8, 9, 1]
[1, 3, 15, 11, 0, 14]
[2, 10, 12, 11, 4, 3]
[3, 10, 6, 1, 4, 2]
[4, 8, 3, 15, 9, 2]
[5, 15, 0, 7, 10, 14]
[6, 10, 3, 13, 7, 8]
[7, 15, 13, 5, 6, 12]
[8, 4, 0, 6, 14, 11]
[9, 15, 12, 4, 13, 0]
[10, 3, 6, 2, 0, 5]
[11, 2, 13, 14, 1, 8]
[12, 9, 2, 13, 14, 7]
[13, 6, 7, 9, 12, 11]
[14, 5, 12, 11, 8, 1]
[15, 9, 5, 1, 7, 4]
N = 6の時は20個まで発見。(まだあるかも。)(追記:N=4で14はあるみたい。(2009-11-04 – imo758の日記)
20個のノード。
59本のエッジ。
[0, 18, 1, 5, 8, 17, 13]
[1, 7, 0, 10, 4, 16, 14]
[2, 19, 16, 10, 5, 13, 6]
[3, 7, 9, 11, 19, 16, 13]
[4, 12, 18, 16, 19, 1, 11]
[5, 7, 8, 9, 18, 2, 0]
[6, 15, 10, 17, 2, 12, 9]
[7, 9, 3, 5, 1, 15, 17]
[8, 5, 12, 0, 11]
[9, 18, 7, 3, 5, 12, 6]
[10, 12, 15, 2, 6, 13, 1]
[11, 3, 19, 15, 4, 16, 8]
[12, 10, 4, 8, 6, 9, 14]
[13, 19, 10, 2, 18, 0, 3]
[14, 15, 18, 1, 12, 19, 17]
[15, 14, 17, 6, 7, 10, 11]
[16, 17, 2, 4, 1, 11, 3]
[17, 15, 16, 7, 6, 14, 0]
[18, 9, 0, 4, 5, 14, 13]
[19, 2, 4, 13, 11, 3, 14]
もちろん完全ランダムなので、見つからなくてもない証明にはならないが、見つかった解は正しい(はず)。
追記
やっとまともにグラフ理論っぽい説明が来てくれた。面白い。
N=4は15まであるのかよ。やはりN=4で早くもゴリ押しは通用しなくなるみたいだな。まあ今回はN=3の10を見つけるスクリプトがさっと書けたのと、一般には未解決だろうと一目で当たりがつけられたということで個人的には満足しておこう。
おまけ
プログラミングつながり。これは楽しい。
by 木戸孝紀
tags:Ruby パズル プログラミング 数学
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