グレゴリー・クラーク『10万年の世界経済史 』
10万年の世界経済史 - 情報の海の漂流者 で知って、面白そうだと思って借りてきた。なかなか面白かった。以下は私の超要約。1800年ぐらいまでの地球の標準的な人類は、1人あたりで見ると、狩猟採集生活をしていた新石器時代と比べて、有意に豊かになっていたとは言えない。ずっと生存スレスレだった。その理由は、技術の緩やかな進歩などによる資源増加は人口の増加で、気候変動や疫病による不作などによる資源減少は人口の減少で、すぐに調整されるからだ。中国や日本ではなくイギリスで産業革命が起きた理由は、識字・勤勉性などの文化的・遺伝的素質を持った中産階級が多産であり、その子孫が人口再生産に成功しなかった貧困層に取って代わって、長い間に全体にそれを広めたからだ。現代の豊かな国と貧しい国を分ける最も決定的な要因は1人あたりの労働者の質であり、単純にカネを注ぎ込むような援助は無意味である。 1, 2までは概ね当たり...
コメント
どもども。自分では経済的にも微妙に右寄りと出るかと思ってやりましたけどまあ誤差範囲ですね。大体納得できる内容だと思います。
どうもです。
同じ傾向でした。ほぼ中心で。自分でもまぁそうだろうなって感じですw