囚人のジレンマと差別的しっぺ返し

 繰り返し型囚人のジレンマは、現実社会のモデルとして有名なもの。

 このモデルでは常に協調するお人好しの「天使」も常に裏切る「悪魔」も生き残ることはできない。天使は食い物にされ悪魔は自滅する。

 このモデルで最終的に安定して生き残ることができるのは「しっぺ返し」という、

  • 自分からは裏切らない(最初は協調を出す)
  • 次からは常に相手の前の手をまねる

 たったこれだけのプログラムである。で、このニュースはノイズによる情報符号化を利用して差別するしっぺ返しを実現して、単純なしっぺ返しの牙城を崩したという話。

 もちろんちょっとしたコロンブスの玉子的なもので、特に科学的にすごい意味があるわけではないのだが。

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