ここ2年ほどの間に3回もヤカンの空だきをやらかした。私は何かに集中し始めるとそれ以外の世界を完全に忘れてしまう性質のため、最初の2回ぐらいまでは自分の不注意かなあとも思っていた。
だが、3度目ともなるとそんな精神論ばかり言ってはいられない。システムに何か構造的欠陥があるに決まっているのだ。そう開き直って電気ポットを買ってきた。性能はリンク先の能書きにある通りなのだがこれがなかなかに素晴らしい。
買いに行く前に私がイメージしていた電気ポットとは違い保温状態というものがなく、IHでその都度一気に沸かしてしまうのだ。そのため正確には電気ポットではなく電気ケトルというらしい。それなりに電気も食うのだろうがずっと保温し続けるよりはおそらく経済的かつ衛生的だろう。
感心したのがそのユーザインタフェース。能書きでいうとこのあたり。
- スイッチひとつでお湯が沸くシンプル操作
- パイロットランプをつけたことで通電が分かるように改良
- お湯が沸くと自動的にボタンが上がってスイッチが切れる自動電源オフ機能付き
- 水が入っていないと電源が入らない仕組み
- 本体がコードレスなので持ち運びがラク
- 360度どの角度からでもケトル本体を電源ベースにセットできるので使い勝手がよい
- 窓が付いているのでフタを開けなくても湯量が分かる
- フタのボタンが大きくなり、開けやすいように改良
補足すると、
- 台座と本体底部の形状によって中途半端な置き方ができないようになっている
- 操作すべき唯一のスイッチは取っ手を握ったときにちょうど親指で押せる位置になっている
- フタを開けた時フタが目一杯開けた状態で保たれる
これらの性質によって「片手でケトルを持ち、もう片方の手で蛇口を操作して水を出して止め、台座に乗せてスイッチオン」の一連の動作が実にスムースなのだ。
これまで電気ポットより単純な道具もないものだと思っていたが、まだまだ改良の余地がこんなにあったのかと驚かされた。もっと早く導入すべきであった。
コメント
電気ポットよりやかんで節約暮し
いちいちお湯を沸かすのって面倒ですよね。だから電気ポットでいつでもすぐにお湯が出ると便利なものです。でも、電気ポットって意外と電気代がかかるってご存じですか?