「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」って何のことか説明できる人はXbox360ごと買ってでもやろう。できない人は無理かも。
既存作品で一番近いのはやはり『Ever17』。あれが面白いと思った人はいける。逆にギャルゲフォーマットがどうしても駄目、という人は無理かも。
「主人公が厨二病」というのが目立つ点なのでよく言われる。しかし、それは照れ隠しの演技にすぎず内面は普通の主人公属性だということがわりと早いうちにわかってくるので、あまり過剰に警戒する必要はないと思われる。
眼の描き方が独特な絵だなあ、と思っていたら、ブラック★ロックシューターのhukeさんだったようだ。一枚絵でたまにキャラがゆっくり化してるように見えたりするけど、「いわゆるアニメ絵」ではない画風は、独特の雰囲気作りに多大な貢献をしていると思う。
こういう全員声ありのサウンドノベルは、どうしても誰か一人ぐらいは「こいつが下手なせいで……」と思うキャラがいて、結果的に声を切ってしまったりするものだが、今回は全くそういうことがなかった。全員とても上手い。
特に主人公の演技は素晴らしい。調べたらデスノートの夜神月役の人らしい。アニメ見てないからバカヤロイドとしての活躍しか知らないが。
とにかく全体的に非常に完成度が高かった。すぐに「ああ、ここはあの映画から、あれはこのゲームから持ってきたな」とか、どうしても考えてしまう私のような年寄りではなく、リアル中二にこそプレイしてもらいたい。
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おまけ
OPムービー。未プレイの人は絶対にコメント非表示。
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