最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。
★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。
『最新脳科学が教える 高校生の勉強法 東進ブックス』★★★★
池谷裕二著。胡散臭い分野だけど、まともな内容。個人的には新しい内容はなかったがおすすめ。高校生でなくてもおすすめ。
『ゲーデルの不完全性定理』★★
レイモンド・スマリヤン著。スマリヤンの他の本とは違って啓蒙書とは言えません。本気で証明します。名前しか知らないで大げさなこと言う人たちに引っかからないように、人生で一度はぐらいはやっとくべきかも。
『整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣』★
小山龍介著。iPhoneと書籍電子化の話が書いてあると聞いたので。SugarSync使ってみるか。
『消された科学史』★★
著者にグールドが入ってたので昔読んだ。科学史好きな人には。
『影が行く―ホラーSF傑作選』★★★★
その筋では有名な『遊星からの物体X』の原作は、ジョン・W・キャンベル・ジュニア『影が行く』である。
『46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生』★★★
ロバート・カーソン著。ドキュメンタリーに加えて、見るというのは単に眼というカメラに光が入るだけの話ではないという話。再生医療は今後いろいろと面白そうだ。
『結晶世界』★★
J・G・バラード著。今となってはやや古いけど、近年でもたとえば『EDEN』なんかで元ネタになってる。
『4Gbpsを超えるWebサービス構築術』★★★
すげえもんだ。そういえば、livedoor readerだけはGoogle無双の今でも使ってるな。
『おしゃべりな宇宙―心や脳の問題から量子宇宙論まで』★★
K.C. コール著。無難な感じの科学啓蒙本。
『死体が語る歴史』★
フィリップ・シャルリエ著。予想と違って、いわゆる考古学の時代の話より歴史時代の話が多い。
『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史』★★★★
ハワード・ジン著、レベッカ・ステフォフ著。子供向けだけど良くできてる。
『盲目の時計職人―自然淘汰は偶然か?』★★★★★
リチャード・ドーキンス著。新刊が出た影響で紹介しときたくなった。兄貴は書名のつけ方が悪魔的に上手いと思う。
『虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか』★★★★★
リチャード・ドーキンス著。全体にいい本だが、前にもちょっと触れた第9章のガイア理論批判のところは、いつか使うかもしれないので興味がある人は読んどくといいかも。マーギュリスはもう擁護できないレベルにまで行ってしまったみたいだなあ……。(参考)
おまけ
ゲーデルつながり。
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