ダイエットと言うほどではないけど体重落とそうとしていた時に気にしていたことをまとめておく。
ただ、私は酒をまったく飲まない(飲めない)という、大きなアドバンテージ――この文脈では――があるので、あまり参考にならないかもしれないが。
ダイエットというと、まず絶食を連想するけど、そんなのうまくいくはずがない。食べない、あるいは食べる量を減らすだけで痩せようという考えは、絶対に不可能である。
食えずに継続的に体重が減少していくというのは、そのままでは遠からず死ぬということであり、それで心身ともに健康を保っていられるとしたら、そのこと自体が、すでに心か身体のどちらかが異常な証拠である。
自分が気にしていたことは大きくまとめるとたったの2つだけ。
- 適当な時間に三食ちゃんと腹八分目で食べる
- 基礎代謝と消化にかかるカロリーを意識する
前半はどこでも言われている本当に当たり前のこと。不規則な生活をしていたり、食べなかったり逆に食べ過ぎたりすると太る。私の場合は、ランチの定食の量が多く、やや食べ過ぎ気味だなあと思っていたので、それをやめた。
そして夕食は弁当を持っていって、夜7時から8時ぐらいまでには食べるようにした。当然夕食の後は何も食べない。すると翌朝起きたときには、ハッキリお腹がすいたなあという感覚があって、朝ご飯を抜こうなどとは考えられない。
ここまでは本当に普通のことだけど、後半はそれ程一般的ではないかも。
ダイエットというと、絶食に次いで連想されるのは、ランニングやウォーキングの運動でエネルギーを使って痩せようということだ。これはもちろん間違ってはいないが、やっている当人が思うよりも実際の効果は低いと思う。
やったらやった分だけやせているように思うかもしれないが、実際には、ただ座っているだけでも消費する大きなエネルギーに加えて、運動の分幾らか余分に消費するようになったに過ぎないのだから。
むしろ、ランニングやウォーキングよりも、筋トレの方が先だと思う。ただ座っているだけでも消費するエネルギーを増やす方がいい。ちょうど家計に関して「毎月定期的に出て行く出費をまず減らせ」という定跡の逆だな。
私は以前から筋トレはある程度やっているので、これに関しては具体的には何もしなかった。
最後に、最近『火の賜物』でも出てきた話だけど、消化吸収には結構なエネルギーが使われている。
つまり体重を落とすという観点から一番まずいのは、カロリーが高いのに消化に使うエネルギーが全くない甘い飲み物だ。だから甘い飲み物は親の仇のごとく絶対に避ける。
ここでいう「甘い飲み物」は、言葉通り「甘い」「飲みもの」全てだ。炭酸飲料のようなものはもちろん、果物のジュースのようなものも含む。あと牛乳も。コーヒーや紅茶も、砂糖を入れたらもちろん含まれる。
逆に消化に使うエネルギーを増やすことを考える。やわらかいものよりは固いもの、火が通っているものよりは生のものを食べれるようにすればいい。座っている間にも胃腸がずっとジョギングしてくれているようなものなのだから。
具体的に一番いいのは、まあ直感的にも当然だけど、生野菜。自分が意識したのは生野菜を食べる回数を増やしたというだけかな。何かを食べるのやめようというのは考えなかった。肉はむしろ毎日のように食べていた。
標語チックにまとめ
- 定時に三食腹八分
- ジョギングより筋トレ
- 甘い飲みものは親の仇でござる!
- 生野菜食え生野菜
おまけ
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