そでの宣伝文より抜粋。
吸盤もないのに壁や天井に張りついて楽々と歩くヤモリ、泥の中でも汚れ知らずのハスの葉、色素もないのに鮮やかな青に輝くモルフォ蝶……これらの、生き物が発揮する「離れ業」はどういう仕組みなのかという謎が、ナノテクや超高解像度顕微鏡、遺伝子組み換えなどの最先端技術で解き明かされたとき、人はその巧みさに驚き、魅了された。しかし人はそこに留まらず、いつしかそれらの秘密を科学技術で再現し、さらに乗り越える試みを始めた。生き物の能力にインスパイアされ、それを乗り越えるこの研究は、バイオ・インスピレーションと呼ばれる。いわば、現代科学に開かれた、最後のフロンティアである。
卒論・修論のテーマが生物分子モーターだったのでこの分野にはちょっとだけ縁がある。
モルフォ蝶やタマムシの翅、ヤモリの足、蜘蛛の巣、ハスの葉、だれもが見たことのあるはずの身近なものに隠れている新境地。
すでに古い話も多い気もするが、ルクレティウス、ダーシー・トムソン、ファインマンにたびたび言及する辺りよくわかってる感じ。
ポピュラーサイエンスとして普通におすすめ。関連書籍として思い出した下の本もかなりおすすめ。
おまけ
新手の生物兵器かっ!?
コメント