『自動ぽちぽち機』というタイトルの童話知りませんか?

はれときどきぶた

 ネットと多様性がどうとかいうエントリを読んでいて思い出したのだが、どうも不思議なことにネット上でソースが見つからない。

 Googleでかろうじて同じことを質問している2ちゃんねるの書き込みがひとつ見つかったことで単なる妄想でないことがわかるのみである。

 私の記憶が確かならあの有名な『はれときどきぶた』と同じ作者だった……と思う。そしてさらにうろ覚えだが内容はこんな感じだったと思う。

 ある企業(政府だったかも)が『自動ぽちぽち機』を発売すると新聞に広告が載る。この『自動ぽちぽち機』がどんな機械であるかは決まっておらず、公募によって『一番多かった予想』の通りの性能になるという。

 主人公や家族はいろいろ自分の好きな機能を考えて応募するが、最終結果は『自動的にみんなが思っているのと同じような行動ができる機械』というもの。つまり次にまたこんな企画があったら楽に当選できるというわけだ。変なの。

 本文に書いてあったか定かではないが「ぽちぽち」とは以下同文を表す点々のことである。

 これから機能が決まる機械というナンセンスぶりとか、社会や人間の行動の自己言及的な性質とか、今思えばなかなか興味深い要素が詰まっていた。

 だからこそ記憶に引っかかっているわけだが。どなたかもう少しはっきりした情報をお持ちの方おられませんかね。

コメント

  1. UIENGINEDA より:

    情報ありがとうございます。面白そうな本ですね。私はブログ初心者なので、色々教えてください。と、教えて君になってみました。

  2. 木戸孝紀 より:

    こちらこそありがとうございました。ひさびさにブログ更新しようという意欲がわきました。ちなみにワンダフルライフというのはこれですよー。
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150502366/503-8754676-4317530

  3. UIENGINEDA より:

    昨日はありがとうございました。色々楽しい話が聞けてエネルギー100倍って感じでしょうか?がんばりましょー!

  4. 木戸孝紀 より:

    情報どうもです。それにしてもうっそーん。そんなバカな。はれぶたと同じ作者というのが唯一確かな記憶だと思っていたのに……。こんさタイトルの本2冊もあるわけないしなあ。本当に記憶ってあてにならないもんですね。

  5. より:

    「じどうぽちぽちき」で検索すると普通に引っかかるようです。
    しんはつめいじどうぽちぽちき 母と子の絵本
    著者: 北川幸比古 /和歌山静子 出版社:岩崎書店
    あらすじだけ聞くと童話ではなく星新一のSFのようですね。

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