他人の家計簿なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。
昔の人の生活なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。
では、昔の人の家計簿が見られたらどうだろう? もちろん、めちゃくちゃ面白い。超オススメ。
内容そのものは本を読んでもらうとして、あとがきから教訓的な部分を二箇所メモしておきたい。
「歴史とは過去と現在のキャッチボールである」学生時代、ふと教室の片隅で耳にしたこの言葉に、私は静かな感動をおぼえた記憶がある。歴史とは、いまを生きる我々が自分の問題を過去に投げかけ、過去が投げ返してくる反射球をうけとめる対話の連続。つまりは、そう考えたい。歴史はきまった史実を覚える「暗記物」ではないのだ。
大きな社会変動のある時代には、「今いる組織の外に出ても、必要とされる技術や能力をもっているか」が人の死活をわける。
おまけ
「たくさんのことが分ったのですから。 生きている人たちの ために。」
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