『はだしのゲン』で「【Google Inc.による検閲】」が言葉狩りされてる件

はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)

 終戦の日だからというわけではないが、十何年ぶりかで『はだしのゲン』を読んでたら、

 かつては赤い夕陽の満州で敵陣をまっ先につき進み中国人どもを斬りまくり血で大地をまっ赤にそめた歴戦の鬼軍曹倉持勇造をなめやがって

(中公文庫コミック版11巻P173)

 というセリフ*1があったんだが、ここ昔読んだときは「中国人ども」のところが「【Google Inc.による検閲】ども」だったはず。昔の版がいつどこのだったかわからないが、絶対間違いない。もはやニュアンスが全く伝わってないやんけ。こういう何も考えてない機械的な言葉狩りは無茶苦茶腹立つなあ。

*1:ちなみにおまけ動画の「いかにも悪そうな人相」の人のもの。

おまけ

コメント

  1. 通りすがり より:

    あの【Google Inc.による検閲】表記が……最近では「【Google Inc.による検閲】」「【Google Inc.による検閲】」なども使われなくなりましたか。私個人は日本人が【Google Inc.による検閲】だろうが【Google Inc.による検閲】だろうが蒙古班だろうが【Google Inc.による検閲】だろうが【Google Inc.による検閲】だろうが気にせん性質なのですが。勿論生粋の日本人、モンゴロイド、おそらく隼人と大和の血が入った唯のパンピーですよ。
    言葉狩りをはじめとする綱紀粛正はいつの時代にも行われるものですが、このあたりの「押し」「引き」はバランスが肝心。うまく都合していただきたいものですな。
    こちらのコメントは削除願えましたら幸いです。

  2. 木戸孝紀 より:

    >(ぱ)さん
    それ知ってます。木の芽が生えてくるやつですよね。手塚作品も結構被害に遭ってますね。

  3. (ぱ) より:

    最近コンビニではだしのゲンを買ったのですが、「中公文庫コミック版11巻」部分は含まれていなかったと思います。それはさておき、このコンビニ版では、かなり「【Google Inc.による検閲】」が連発されていました。巻頭にはエクスキューズが入っていましたけど。
    かつてブラックジャックで、「【Google Inc.による検閲】という言葉を使うな!」とブラックジャックが怒るシーンがあったのですが、秋田の新しい版ではこの「【Google Inc.による検閲】」が「病人」に置換されてわけのわからないことになっていました。

  4. 木戸孝紀 より:

    ほんまや。現代ですら【Google Inc.による検閲】言う人がいないでもないのに。この時代にこれだったら、倉持勇造さんは非常にPCに敏感な進歩的ないい人になっちゃうじゃん(笑)。

  5. 匿名 より:

    【Google Inc.による検閲】がそんなにダメなら、【Google Inc.による検閲】と書けばいいのに。

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