こういう本は経済関係の勉強をしていると嫌でも眼に入ってくるので少し読んだが、正直あまりにもオカルト過ぎて引く。
適度にオカルト的に生きている方が、実際に経済的成功に結びつく可能性は否定せんが。
「思考は現実化する」ではなく「考えもしないことは実現しない」ぐらいに言い換えれば、現実的な正しい教訓になりうるかもしれない。
地震や台風は自然現象だから、誰も考えなくても起きる時は起きる。交通事故は自然現象とは言えないが、やはり予想していなくても起きる時は起きる。
だが大体、こういう本で話題になるような意味での社会的現象は、考えもしないのに起きることはない。
飛行機のパイロットになりたいと考えたこともないのに、いつの間にかなっていたとか、マイホームを買おうと思ったこともないのに、いつの間にか買っていたとかいう人はいないだろう。
だからまず何よりも見聞を広げて自分で考えることが重要なのだ。
……自分で言っといてアレだが、面白くもなんともない教訓だな。もし本にしても全く売れないだろう。人は都合のいい夢が見たいのであって、現実的な正しい教訓など求めていないのだということか。
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