原始の地球に降り立ったフロル星人は、やがて進化するであろう地球人のために
- 簡単に宇宙を飛び回れるロケットの設計図
- あらゆる病気を治し、若返ることのできる薬の作り方
- 皆が平和に暮らすにはどうしたらいいかを書いた本
等をカプセルに詰め「おみやげ」として砂漠に残していった。しかし進化した人類はその砂漠で核実験を行ったため「おみやげ」はそれと知られることなく灰になってしまった。
教科書に載ったことで有名なこの作品。
「反核テーマ? じゃあ平和とか命の尊さとかありきたりなフレーズは絶対に使ってやんねーよ!」とでも言わんばかりの、星新一らしいひねくれた精神が見えて好きだ。
ただ、全体としてわずか4ページ程度しかない話で、これ以上特に言うこともない。
今回取り上げたのは、別の話の枕として使いたかったからである。その話は次のエントリで。
おまけ
これ好き。
コメント
4ページって、短いお話なんですね