プラトンの『国家』と共通点のある本。その共通点とは、初めて読むとき最初の一章を飛ばせ! 必ず飛ばせ! というもの。
最初の一章がアメリカのモンタナ州の話なのであるが、これが本の中で一番、そして唯一、実につまらないのである。
アメリカ人なら自国の話から入ることによって興味が沸くのかもしれない――少なくとも著者の意図はそうだろう――が、アメリカ人でないのなら絶対に次のイースター島の章から読み始めるべきだ。
ちなみに『銃・病原菌・鉄』と同じジャレド・ダイアモンドの本でもある。面白さは『銃・病原菌・鉄』の方が大幅に勝っているが、過去と未来からの有無を言わせぬ挟み撃ちという感じで、合わせて読むと一層インパクトがあり、おすすめである。
内容については懐適堂読書日記のそれが素晴らしいので繰り返さない。Google Earthは思いつかなかったなあ。今度似たようなことがあればやってみよう。
おまけ
本文とは無関係……でもないかもしれん(なぜかは本を読んでね)。
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