はてなニコニコ部のkausinaさんのお誘いで、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのニコニコ動画研究プロジェクトのフィールドワークである、ニコニコ座談会に参加させていただきました。
研究の役に立てたかわかりませんが、非常に楽しかったです。印象に残っている部分をまとめます。(※会話はイメージです。)
参加者
私含め6名。
自己紹介
すぐに話が広がるので全員の自己紹介だけで45分かかってしまう。
- 「好きなタグ」は【現代医学の敗北】*1、「好きなアイマスキャラ」は閣下と答える。
- 「視聴形態」はニコニコPodderを使って電車で見ることが多い。面白そうなら後で改めてPCで見る。
- 「使用ブラウザ」私だけDonut系。私以外全員Firefox。う?む、取り残されてる。
- 「何を見て何をうpしてるか」東方・アイマス・VOCALOID・アニメ・ゲーム・歴史・科学まで節操なしに面白そうなら何でも見るが、一番ニコニコらしくて好きなのはゲーム動画。うpはしてないがもしするならレゲー・フリーゲーム関係か。
メタデータがコンテンツになりコンテンツがメタデータになる
- ニコニコが最もニコニコらしく面白いのは、ボブとか空気読み芸が鮮やかに決まっているやつだね。
- “kuuki”という概念は日本独特で、英語に翻訳しようがねーよw
- ガチムチ兄貴なんか最初は上げ荒らしだったのにみんないつの間にか目ざめてキャラとして定着しちゃった。
- うざがられるも受け入れられるも空気次第?
- アスキーアートがコメントアートに。
- 英語のAAは絶滅状態。どうしてもascii文字しか使えませんからね。
- 日本のはアスキーアートというよりユニコードアートだよね。
- やはり全体として2ちゃん文化の引き継ぎは大きい。
- コメントが盛り上がってるところに自動でジャンプできるGreasemonkeyスクリプトとかどうよ?
- それなんて強制ネタバレの刑?
- ようつべなんかではハイライトだけ見たいという需要がわりとあるよ。
- ニコニコだとオチに至る過程が重視されてたりしますからね。
コメントよりタグの方が面白いかもしれない
- ニコニコのタグシステムは集合知を実現するためにすごくよく考えられている。
- 10個しかない。ロックシステムで作者名・カテゴリ・ジャンルなどは保護。
- 残りをリンク・ネタ(タグ把握www)・ガイドその他諸々が淘汰しあう。
- 視聴者がつけたうp主をいじるネタタグをわざとロックして笑いを取るというような使い方もある。
- ようつべではスペースが完全に単語区切りでたとえばGeorge BushタグをつけたくてもGergeタグとBushタグになってしまう。
- 確かにそれは損してるかもしれない。偶然だろうけど日本語が有利だった点か。
- 新しいタグが誕生して定着した瞬間をみたことがあります?
- あんまりないかも。印象に残っているのは【さだまさし】*2ぐらいかな。友人マリオの削除は残念。
もやし炒めときしめええええええええええええええん!
同じビルの居酒屋に移動して二次会。迷わず注文するもの(写真)がもうすでにニコ中すぐる。
オタクイズデッド
有村さんのオタクインターネット史講義をkausinaさんと聞きながら話をする形になった。面白かったのはこのあたり、
- ネットによってストックよりフローというか、スピード・瞬発力が大事になってる。
- アイマスMADでもジェバンニなPが注目と賞賛を集めますね。
- 個人の経験・知識の蓄積という意味では、もうGoogle先生にかなう人は誰もいないわけで。
- 人間データベースであるところのオタクの価値はなくなってきてる。
もちろん継続によって得られるものも大きい。信頼と安心のわかむらブランドとか、毎週金曜夕方にきっちりUPされて人気を得た桃月Pのランキングのように。
おまけ
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