科学技術哲学 哲学的ゾンビは「コンパイルしていないコンパイラ」と同じ この本自体はいまいちだったのでおすすめ書評まとめにも取り上げなかったけど、読んでた時に思い出した話。 哲学的ゾンビというものは、単によく考えていないから可能な気がするだけの幻想だという意見に、私は賛成する。 この概念は、ITの用語でたとえるなら、エクセルのソースコードを入力するとエクセルの実行ファイルを出力するが、コンパイルはしていないソフトウェア というのとよく似ている。 この概念の巧妙なところ... 2013.11.5 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2013年10月版 『国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源』★★ ダロン・アセモグル著、ジェイムズ・A・ロビンソン著。詳しくはリンク先参照。私が新たに有益だと感じたのは、制度にとても強い慣性が働くという点。アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するか』上巻:サクサク読めておもしろい。が、前からこの種の制度派について思っていた疑問はそのまま。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」書評 「国家はなぜ衰退するのか」... 2013.10.14 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ 竹中正治小特集 最近すっかりファンになった竹中正治先生の小特集。竹中正治ホームページMasaharu TakenakaAmazon.co.jp: Max-Tさんのプロフィール竹中正治の記事一覧 - BLOGOS(ブロゴス)『今こそ知りたい資産運用のセオリー』★★★★★ 竹中正治著。素晴らしい。内容がまともなのはもちろんだが、アリスのショートストーリーがなんとも言えない味出してる。すごく頭が良くて面白そうな人だ。『... 2013.9.19 おすすめ書評まとめそれにつけても金のほしさよ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2013年9月版 『プログラミング言語の基礎概念』★ 五十嵐淳著。教科書的。OCamlを使っているのが特徴。『WILLPOWER 意志力の科学』★★★★★ ロイ・バウマイスター著、ジョン・ティアニー著。とても面白くて役に立つ。バウマイスター他『Willpower:意志力の科学』:うーん、ヤル気の科学よりいいなあ。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」『インターネット財務情報システム―XML技術とXBRLデータ標準を用... 2013.9.4 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2013年8月版 『相場で負けたときに読む本 実践編』★ 山口祐介著。投資に関する心理面のアドバイス集。まあまともだが、この本「だけ」では大損する人の損を減らす効果はあっても利益が出るようにはならない気がする。『生命保険のカラクリ』★★ 岩瀬大輔著。ライフネット生命の話としても面白いし、なにも考えずに生命保険に入っている人には見直しの機会になるかも。『働かないって、ワクワクしない?』★ アニー・J・ゼリンスキー著。... 2013.8.19 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2013年7月版 『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』★★★ ガイ・ドイッチャー著。内容はshorebird先生の書評参照。著者の主張にはあまり同意できないし、著者の人格も尊敬できないが、言語トリビア集として面白いことは否定できない。書評 「言語が違えば,世界も違って見えるわけ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『知の逆転』★ ジャレド・ダイアモンド他著。ジャレド・ダイアモンド目当てだったんだけ... 2013.7.10 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2013年6月版 『ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣』★★ イアン・エアーズ著。ちょっとサイトの宣伝ぽいが、なかなか面白い。参考リンクstickK ? Change Starts Now『コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法』★ 西尾泰和著。やや初心者向けだが、よい。『ビル・ゲイツ未来を語る』★★★ ビル・ゲイツ著。1995年、Windows95発売直後ぐらいに出された本。20年... 2013.6.19 おすすめ書評まとめ
それにつけても金のほしさよ ケン・フィッシャー『投資家が大切にしたいたった3つの疑問』 ホッテントリメーカーで作ったかのような釣りタイトルにイラッ☆と来そうになったが、先入観に反して内容は極めてよかった。実際には間違っているが信じているものは何かあなたに見抜けて他人に見抜けないものは何か私の脳は自分を騙して何をしようとしているのか というのが、タイトルの3つの疑問。752ページもの大著だが、大意を2行で要約するとこうか。 インサイダー取引はもちろん違法であるが、他人が知らなくて自分が... 2013.5.20 それにつけても金のほしさよ