アニメコミック 荒川弘『百姓貴族』 荒川弘さんの農家エッセイ漫画『百姓貴族(1)』(新書館)が面白い - みやきち日記 経由で知る。これは確かに最高級に面白い。 もっと人を殺しましょう 神は細部に宿り給う で以前注目したように、『鋼の錬金術師』は、現代少年マンガを薄く広く覆っている「不殺」的発想を一歩破って進んでいるように見える。 このことが、作者荒川弘の農家出身という属性に寄っているのではないかという考えは以前から持っていた... 2010.1.22 アニメコミック
文化芸術宗教 そうだ私はダンブルドアの野望の王国が見たかったのだ 必要最低限にしか政治的に正しくないおとぎ話『ハリー・ポッターシリーズ』 神は細部に宿り給う の続きみたいなもの。 なんかリアル『野望の王国』な会話が聞こえた気がする 神は細部に宿り給う を書くために『野望の王国』を読んでいたら、ヴォルデモート卿にまったく食指が動かなかった理由がわかった。 私がハリポタシリーズで一番好きなキャラは、断然アルバス・ダンブルドア*1なのだが、途中まで完全無欠の人格... 2009.12.7 文化芸術宗教
アニメコミック なんかリアル『野望の王国』な会話が聞こえた気がする のでメモ。 橘: もし暴力を全て否定するなら国家の秩序も否定しなければならない なぜなら秩序を保つのは警察力という暴力機構にほかならないのだから いい暴力と悪い暴力があるというならそのいい悪いは誰が決めるのか… そんなことも考えず暴力はいかんなどと叫ぶことは自分を支配される側に置くのだということに どうして気づかぬのか 片岡: 大衆が暴力に対して女みたいなヒステリー症状を示す間は日本最大... 2009.10.25 アニメコミック
アニメコミック なぜ日本のマンガ・アニメにはエセ神父ばっかり出てくるの? という質問を受けたことがある。どんなシチュエーションで聞かれたかはよく憶えていない。(たしか『トライガン』の絶頂期だったので、おそらくニコラス・D・ウルフウッドを念頭に置いた質問と思われる。) しかし、どう答えたかははっきり憶えている。私は「そりゃ本物の神父が出てきたらキモいからに決まってんだろ」と答えた。 その後、日本のマンガ・アニメにもわずかながら本物の神父は登場するようになった。代表的な... 2009.9.17 アニメコミック
アニメコミック マルジャン・サトラピ『ペルセポリスI イランの少女マルジ』 イランの裕福でリベラルな家庭に生まれた女性の自伝的マンガ。これは最高に面白かった。つべこべ言わずにとにかく読め。この面白さは文章では伝えづらい。 雰囲気を見たければ映画版のトレーラーを。映画は未見だがなかなかよさそうだ。実際はトレーラーの印象よりもシリアス成分多めである。 【ニコニコ動画】ペルセポリス 予告 2巻も大急ぎで借りてきて続けて読んだが、1巻と比べるとあまり面白くない。1巻だけでもち... 2009.9.14 アニメコミック
アニメコミック 2009年版漫画ナツ100にエントリー 一度コミックおすすめランキングを作っておきたいと思っていたが、何か機会がないとなかなかやらないので、こちらの企画に参加させてもらう。 【こんなにも】漫画ナツ100【熱い夏】 - 酔拳の王 だんげの方 ゆっくり考慮できなかったので、作者名すら書いてないし、まだ絶対忘れているものがあるはず。 縛りなしとはいうものの海外・成年は自主的に除外している。歴史的・資料的価値は少ししか考慮してない。同作者・... 2009.8.14 アニメコミック
映画・ザ・ムービー 『スピード・レーサー』 オススメ度 9/10 マッハGoGoGoの映画化というぶっ飛んだ企画。 興行的には失敗だったらしいが、ネットでは評判がよかったのを憶えていたので、トルコ旅行のアエロフロート機内で鑑賞。 思った以上に面白かった。これぞ「マンガ映画」(「アニメ」ではなく)という感覚。 あまり関係ないがレース部分では『銃夢』のモーターボール編を連想し、映画『銃夢』に期待したくなった。 参考リンク たけくまメモ : スピードレーサーはな... 2009.6.26 映画・ザ・ムービー
おすすめ書評まとめ 書評在庫一掃セール2009年5月版 最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『パノラマ島綺譚』★★★★ 江戸川乱歩:原作/丸尾末広:画。これ以上ありえないぐらいはまってる組み合わせ。 『顔は口ほどに嘘をつく』★★... 2009.5.31 おすすめ書評まとめ