映画

ゲーム森羅万象

もうすぐルートやループを持つ映画が作られるはず

ひぐらしをきっかけにサウンドベルをいくつかプレイしていて今さら気がついたことがある。それは、  サウンドノベルにはループ世界・平行世界ネタがとてつもなく多い。  ということ。そのこと自体には特に不審はない。選択肢があり、複数回プレイするサウンドノベルは、システム的・必然的に平行・ループ世界の概念を想起させるからだ。  また、こういう説明もできる。サウンドノベルを作るのに必要な要素を貴重な順に並べる...
映画・ザ・ムービー

『オープン・ウォーター』 オススメ度 3/10

うーん、これはいまいち。古典的パニック傑作『JAWS』への対抗意識を感じるドキュメンタリー風の地味な演出は、着眼点としてはよかったのだろうが……。  リゾート出発前の日常描写がほとんどないせいか主人公たちに興味が持てなかった。そこからじっくり描いてくれたらだいぶ印象が変わった可能性がある。  結果的には「低予算なのに面白い」じゃなくてあくまで「低予算のわりには面白い」に留まった感じ。
映画・ザ・ムービー

『SAW』 オススメ度 5/10

CUBEとセブンのあいのこみたい……と書こうとしたら、すでに死ぬほどそう言われているみたいなので書くことが無くなってしまったぞ(笑)。  所詮2匹目のドジョウ狙いの企画のくせに変に謎とかなんとか強調して奥深いようなふりをしてみせるのはすでに時代遅れな気がする。  「どうじゃー! すげーだろ! こんな豪快なオチ堂々とやる度胸あるかー? 2匹目のドジョウだけどびっくりしただろー!」と開けっぴろげな態度...
映画・ザ・ムービー

『LOVERS』 オススメ度 4/10

無駄に熱く、無駄にカラフルで、無駄にマトリックスな、いかにも「中国映画」ですね。  こんな風に一言ですませてしまえるようになったというのはある意味ブランドとして確立してきたということでしょう。  昔の「香港映画」みたいな位置づけでしょうか。少なくとも観てる間は退屈しません。
映画・ザ・ムービー

『シン・シティ』 オススメ度 5/10

これはなかなかよかったんじゃないでしょうか。Mr.インクレディブルとまた違った方向でのアメコミの映画化成功例。  家族やカップルでの観賞には向かないけども、今日は1人で退屈だからちょっと変わったもんが観たいぜベイビー(笑)という気分の時にどうぞ。  モノクロが適度に暴力描写のグロさを抑える働きをしていていい感じ。ところどころギャグが勢い余って上滑りしてる感じがするのはたぶんタランティーノのせいなん...
映画・ザ・ムービー

『バタフライ・エフェクト』 オススメ度 8/10

タイトル通りバタフライ効果をモチーフにした大人の寓話。このジャンルものにはつきもののツッコミどころはいくつかあるものの文句なしに面白かった。  おすすめ。全く白紙の状態で観た方が面白いと思うが、それではさすがに食指が動かないという方にイントロ部分だけ紹介。(ちょっとだけネタバレあり)  精神病の父を持ち、自らもときおり記憶がすっぽりと欠落する症状に悩まされる主人公。母の愛のおかげでなんとか無事に青...
映画・ザ・ムービー

『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』オススメ度 6/10

予想よりはずっと良かったです。究極の粗大ゴミだった「映画FF」とは比べものになりません。良くも悪くもしっかりFF7してましたね。FF7をプレイしたことのある人なら楽しめるんじゃないでしょうか。その分FF7そのものをやったことのない方には全くお勧めできませんが。  しかし、今年はとてつもなく素晴らしいCG映画『Mr.インクレディブル』を観た後なので、やっぱり激しく見劣りしてしまいます。  CGはもち...
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『宇宙戦争』オススメ度 6/10

火星人と言えばタコ型。H・G・ウェルズの名前は知らなくてもタコ型火星人の概念を見たことも聞いたこともないという人は少なくともこれを読んでいる人の中には1人もいるまい。それほどまでに超有名な1898年のSF小説をあのスピルバーグが再映画化。 (以下ネタバレあり)  あまりにも原作に忠実なのに驚いた。良いリメイクには何らかの今日的な視座があって然るべきと思うが全く何もなし。完璧なまでに原作に忠実。  ...