教育

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2019年1月版

『小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て』★★★  高橋孝雄著。個別の内容に特に独自性があるわけではないけど、遺伝に変な否定意識のない子育て本はまだ珍しい気がするので。 『反西洋思想』★  イアン・ブルマ著、アヴィシャイ・マルガリート著。そんなに面白いわけじゃないが有用な視点かと。 『実践フェーズに突入 最強のAI活用術』★★★  野村直之著。AI本では久しぶりにちょっと面白かった。いわゆる「地球シ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2018年4月版

『Goならわかるシステムプログラミング』★  渋川よしき著。最初の一冊には向かないけど、いい。 『消費資本主義!: 見せびらかしの進化心理学』★★★★★  ジェフリー・ミラー著。素晴らしい。shorebird先生のところで大まかな内容を知っていたにも関わらず詳細も大変面白かった。 訳書情報 「消費資本主義!」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『気づきのセラピー―はじめてのゲシュタ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2017年11月版

『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』★  松本敏治著。方言は、ほとんどが人間から(苦手な)人間関係や心情を伴う形でもたらされるため、主にテレビから言葉を覚えることになるからではないか、という説。なかなか面白い。 『東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.(7)』★★  春河もえ著、ZUN原作。完結。当然ネタ切れ感は否めないものの、最後まで一定のクオ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2017年4月版

『マシュマロテスト』★★★★★  ウォルター・ミシェル著。なんかもうよく知っているような気になっているマシュマロ・テストだが、改めてオリジナルに触れてみるととても面白い。 『へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星』★  鳴沢真也著。ちょっと面白い。 『天と地の守り人 第2部 カンバル王国編』★★★★  上橋菜穂子著。最終章中編? やはり面白い。 『量子コンピュータが人工知能を加速する』★  西...
政治経済社会

「幼児にテレビを見せない」という呪術

幼児にテレビを見せてよいと思う  というエントリを以前書いたが、最近もうひとつ別の要素も大きく関わっているのではないかと思うようになった。  これはニセ科学に騙されているとか不安商法に踊らされているというよりも――その要素は実際あると思うが――ある種の呪術であり、自ら信じたいのではないかと。  そのベースになる考え方はすでに一度書いている。 痴漢冤罪回避の呪文  子供の知的発育は非常に重大なことで...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年12月版

『反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか』★★★★★  ジョセフ・ヒース著、アンドルー・ポター著。話そのものは「ヒッピーからヤッピーへ」等のキーワードで知ってたし、元々批判的な人には当たり前な感じだけど、自身リベラルな人がこうやってまとめたところに価値があると思う。超おすすめ。 『ルールに従う―社会科学の規範理論序説』★★  ジョセフ・ヒース著。他のに比べて専門的。それだけ...
科学技術哲学

幼児にテレビを見せてよいと思う

「テレビ子守」 子どもへの影響は小さい? | テレビ、スマホとの付き合い方を科学的に知る | 日経DUAL  「テレビは幼児の発育に悪影響がある」という主張に対する反論をしたいのだが、真面目にやるとすごい長さになってしまうので、ポイントを絞って3点だけ。 そもそも検討に値する主張ではない 発育が良いとは何であるか? 子供がどう育つのが望ましいのか?  ということがまったく曖昧なため、そもそもこの主...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2009年8月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。  ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険』★★★  鈴木光太郎著。懐疑本としてなかなかおすすめ。 『オオカミ少女はいなかった ...