えいご漬けに誕生日を祝われる

　今日9月7日は私の誕生日。親王ご誕生がもう一日後だったら将来天皇誕生日と同日になって「わしの誕生日は国民の祝日なんじゃー！」という老人ギャグがやれたかもしれないのに実におしい。

　しかし、とうとうバンコラン少佐と同じ歳になってしまった。なんで覚えてるかというと27歳は中年か否かで争うという定番のネタがあったからだが、確かに誕生日が嬉しいのなんて成人式前までだ。

　ついこの間までのび太の歳を越たとか越えないとか言っていた気がするのだが、おかしいなぁ。光陰矢のごとしか。次の区切りは35歳のムスカ大佐か。それまでにはラピュタ王とは言わずともひとかどの人間になっていたいものだ。

　閑話休題。通勤電車でえいご漬けをやろうとしたらなんだかDSの起動音がいつもと違う。最初の問題も誕生日にちなんだ問題が出てくる。

　なるほどね。DS本体に誕生日入力させるのはこうやって使うためか。最近やってないが脳トレシリーズにも同じような仕掛けが必ずあるはずだ。

　地味だけどDSの大ヒットを象徴するような仕掛けだと思う。技術的にはFCでも可能なことであるはずだが、たとえばドラクエ3*1をやっていて「誕生日おめでとう！」なんて言われるところは想像不能だ。

　発売後数週間でバッと売れて数ヶ月でワッと遊ばれて、商品としての寿命は終わり、という従来のゲームの感覚では一年に一回しか来ない誕生日イベントなど作ろうという発想すら起きなかっただろう。技術ではなくて思想的に違うのだ。