停電と星新一でまず思い出したのは『感謝の日々』なのだが、他にもう2編だけ思い出せるものがある。
一つはこれ、
便利な文明生活を営んでいる夫婦が、謎の原因で停電した途端、何もできずにあっさり凍死してしまう。ペットの猿だけが平気で生き延びている。
というだけで、特に名作とは思わないのだが「電気が絶たれた時の文明生活の脆弱性」というテーマは、まさに今タイムリーだと思う。
もう一つは、以前も紹介したが『声の網』の中の、コンピューターがわざと大停電という事件を引き起こし、普段は表に現れない人々の性格データを採取する、というシークエンス。
今回の震災と原発の件は、別にコンピューターの陰謀ではないけれども、結果的にいろいろな人の、普段は絶対に表に現れない本性を覗き見ることはできた気がする。
おまけ
凍死つながり。(ややホラー注意)
コメント
「マーズアタック!」観たことないけど、出てるのか。
ちょっと興味が出てきた。
ぼくの見た映画の中のジャック・ニコルソンは100%惨死します。
「マーズアタック!」とか「カッコウの巣の上で」とか・・・