おすすめ本書評まとめ2011年5月版

(本文とは無関係)

 最近読んだり見たりしたもの、またはずっと紹介したいと思っていたものの中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。

『チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの話 植物病理学入門』★

 ニコラス・マネー著。菌類による病害。読み物としての面白さはやや欠けるけど、あまり類似作がないので一応。

『Fate/Zero 第四次聖杯戦争秘話 』★★★

 虚淵玄著、武内崇著。魔まマから虚淵玄つながりで読む。ゲームの『Fate/stay night』は昔ひぐロワ作ってた頃に周辺知識として一応やって「長い」以外ほとんど何の感想も持てなかった記憶があるが、こっちは普通に面白かった。

『100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち』★

 デヴィッド・スノウドン著。条件と記録が揃っている修道女を対象にアルツハイマーの疫学研究をやったという話。なんとも不思議な感覚。

『夢をかなえるゾウ』★★★★

 水野敬也著。名前だけ知ってた。自己啓発本としての内容は通り一遍ながら、関西芸人しゃべりのガネーシャのキャラが秀逸。

『マイノリティ・リポート―ディック作品集』★

 フィリップ・K. ディック著。テレビで『トータル・リコール』やってたので思い出した。

『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』★

 マリー=フランス・イルゴイエンヌ著。『平気でうそをつく人たち』にもちょっと通じる話?

『数学で読み解くあなたの一日』★★

 ジェイソン・I・ブラウン著。タイトル通りの内容。初心者向き。

『温度から見た宇宙・物質・生命―ビッグバンから絶対零度の世界まで』★★

 ジノ・セグレ著。「温度」で一本筋を通した物理本。やや基本的だが、いい。

『金正日の料理人―間近で見た独裁者の素顔』★★

 藤本健二著。最初ほんまかこれ? と思ったがどうもほんまらしい。まあ将軍様も人間だから一年365日何か食べるわけだし、何か食べるからにはそれを作る人もいるわけで、こんなことがあってもおかしくはないか……。

『頭がよくなる照明術』★★★★

 結城未来著。読むと頭が悪くなりそうなタイトルながら、内容はまとも。朝強い光を浴びるというのは昔から実行してる。

『反社会学講座』★★

 パオロ・マッツァリーノ著。会話口調がちょっといまいちだが、内容的にはいい本だと思う。

『失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する』★

 中尾政之著。エンジニアリングの失敗中心。原発の大失敗の後だからタイムリー。

おまけ

 照明で失敗で温度で数学で。

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