血液型性格診断というより血液型「名」性格診断だ

吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)

 ほほう、血液型性格診断は事実上不滅だろうと思っていたが、そもそも血液型を知らない人が増えることで廃れるという可能性もあるのか。

 直接関係ないが、この記事を見て思い出したネタ。

 血液型性格分類自体についての議論は、もうあまりにもありふれていて何度も繰り返されているので、ここで改めてする必要を感じない。Wikipediaでも見ておいてほしい。

 今回言いたいのは一点のみ、一般に血液型性格診断と呼ばれているものは、実際には血液型“名”性格診断であるということだ。

 一般に血液型性格診断では、A型がB型より全体に良い性格とされていることが多く、B型が差別されているとされる。そうなっている最大の原因は、アルファベットで何かが評価される場合AがBより良いことが普通だからだ。

 どうせA型やB型が生理的にどのようなものかを知っている人は、性格診断を信じる人に比べれば無視できるほどわずかしかいないのだから、仮に何らかの魔法で名前を入れ替えることができたら、明日から診断も正反対になるのは明らかだ。

 アホらしすぎるので具体的には書かないが、AB型やO型に対する評価も、結局は『AB』や『O』という字面からの連想ゲームに過ぎない。

 要するに元から全く根拠がないため、結局記憶しやすいかどうかだけがミーム淘汰に勝ち残れるかを左右することになっているのだ。

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