『実力も運のうち 能力主義は正義か?』★★★★★
マイケル・サンデル著。これまでの過去作はいまいちそりが合わないと思っていたが、これはものすごく面白かった。全面的に賛成するわけでなくとも、リベラル知的エリートとその他大勢のいわゆる「分断」の問題を今後どうしていくかに関して示唆するところは大きいと思う。
『完全教祖マニュアル』★
架神恭介著、辰巳一世著。昔ちょっと話題になったのを憶えている。しょうもないジョークと言えばそれまでだけど面白い。
『ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか』★★★
酒井大輔著。典型的なヨイショ本ではあると思うが、ビジネス本としても普通に面白い。
『エリア88』★★★★★
新谷かおる著。大昔読んだことがあるはずだが、いつか短期間だけマンガ図書館Zで無料公開されていたので読み返した。やはり時代を越える傑作。
『地球の未来のため僕が決断したこと』★★★★
ビル・ゲイツ著。温暖化本。さすがのゲイツと言おうか。ジオエンジニアリング方面の話題にほとんど触れてないのだけは不満で、そこは老齢で守りに入ってしまった感が否めないが、全体的にはとてもいい内容。
『においが心を動かす ヒトは嗅覚の動物である』★★
A・S・バーウィッチ著。タイトルのまま。特別これという驚きはなかったが、この話題のアップデートとして良かったと思う。
『無限の始まり : ひとはなぜ限りない可能性をもつのか』★★★
デイヴィッド・ドイッチュ著。初めて読んだのは今回ではないが、何か新啓蒙主義・合理的楽観主義の文脈で見たので読み直した。すごく幅広い内容なので一言では言い表せないがおすすめ。
『風と木の詩』★★
竹宮惠子著。名前と大まかな内容だけ知っていた古典。最初の数巻分の内容を最後まで延々と繰り返しているようにも見えてやや間延びするが、今読んでもある程度面白いので、当時はそれはそれは凄かったのだろうなとは思う。
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