政治経済社会

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P.W.シンガー『子ども兵の戦争』

『ブラッド・ダイヤモンド』から連想して借りてきた少年兵問題の本。 少年十字軍みたいな集団狂気や末期のヒトラーユーゲントみたいなヤケクソはあれど、あくまで例外であり、有史以来古今東西を問わず子どもが軍事に関わるのは常にタブーとみなされていた。 しかし、今子供兵はかつてなく増えている。現代の紛争地域では、正規軍の装備や練度も大したことないし、狙いがソフトターゲットであることも多く、軽くて取り扱いの容易...
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今年の漢字ってもう「流」で鉄板じゃね?

2010年「今年の漢字」 財団法人 日本漢字能力検定協会 いつの間にか応募が始まっているようだけど、今年はもう「流」で決まりではないだろうか。新型インフルエンザ(流行性感冒)の流行メキシコ湾の石油流出事故口蹄疫の流行探査機はやぶさが流れ星になるテロ捜査情報や尖閣映像が流出する火山噴火で火山灰や溶岩が流れる津波被害で押し流される人々ソーシャルゲーム流行Twitterでデマ(流言蜚語)が流れる どこか...
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レオ・バボータ『減らす技術 The Power of LESS』

非常に評判が良かったので借りたが、まあタイトルから予想される程度の内容。もうちょっと詳しく知りたければググって目次でも見れ。 とはいえ、この手の本の中では非常にレベルが高いのではないか。同系統のライフハック本とかビジネス本とかを数読みあさるような人は、これ一冊に絞った方がよさげ。 前からやろうと思っていたことだけど、これをきっかけにTwitterのフォロー数RSSの購読数ニコ動のウォッチリスト数 ...
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マット・リドレー『繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史』

原題は『合理的楽観主義者――繁栄はどのように進化したか』ぐらいの意味。直訳の方が良かったのではないかと思うこと以外はまったく素晴らしい。強くおすすめする。 内容的には、すでによく紹介されているところがあるのでそちらに譲るが、ちょうど関連書籍に並べたような本の内容をまとめたような感じになっている。これまで好意的に紹介してきたものばかりなので、同時におすすめ。参考リンク書評 「The Rational...
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手嶋龍一 佐藤優『インテリジェンス 武器なき戦争』

正直あんまり面白いとは思わなかったけど、「永田メールにコロっと引っかかった前原誠司は今後二度と外交などのインテリジェンス活動に関わるべきではない」(要約) とかいうようなことが書いてあって予見的だったので一応紹介。参考リンク前原誠司はこんな人・インテリジェンスのない男〜「インテリジェンス・武器なき戦争」より: 本のセンセのブログおまけ おお、こわいこわい。【ニコニコ動画】スプラッターハウス 武器な...
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痴漢冤罪回避の呪文

現在某所でトップになっている、痴漢冤罪対策と称するコピペ。数年ごとに流行するデマで、2004年からあるらしい。私もいつかは忘れたが、前回のブーム時には見た覚えがある。H-Yamaguchi@Tumblr -  もし、貴方が痴漢恐喝女に嫌疑をかけられ、駅員に引き渡されそうになったら・・・...2004-05-27 - 間違いだらけの痴漢冤罪回避マニュアル この現象は、昔の「悪魔を退散させる呪文」とか...
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ティム・ハーフォード『人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く』

『まっとうな経済学』と同著者。 原題は『生活の論理:不合理な世界の合理的な経済学』ぐらいの意味合いで、今回もかなり面白い。 『まっとうな経済学』は『ヤバい経済学』と連続して紹介したけど、奇しくもまた『超ヤバい経済学』に連続しての紹介。 それぞれの位置づけも、やはり前回と同じで、変わった話題に経済学的視点を適用してみる『超ヤバい経済学』に対して、こちらはひたすら“インセンティブ”という視点に絞って地...
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スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー『超ヤバい経済学』

前作に比べると大幅に劣るけど、やはり面白い。売春の章が一番面白かった。 一般に話題になったのは温暖化の章らしいが。まあこんな皮肉った言い方してるから、もめるのは仕方ないか。 一方、どんな宗教にも邪教はつきもので、地球の温暖化もご多分にもれない。ボリス・ジョンソンは古典学を学んだジャーナリストで、その後ロンドン市長になった人だ。彼はラヴロックを読んで――ジョンソンはラヴロックを「神がかりの人」と呼ん...