映画・ザ・ムービー 町山智浩『『ダークナイト』のジョーカーとミルトンの『失楽園』』 『ダークナイト』のジョーカーとミルトンの『失楽園』 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 珍しくポッドキャスト。なかなか良かった。『地球が静止する日』のところでも触れた、ハリウッドをはじめとする欧米文化の中によく現れるキリスト教との関連がテーマ。知っておいて損はない話だと思う。 話題として登場した作品の中で私の一押しは『フランケンシュタイン』かな。小説で泣いた数少ない経験のひとつだ。 関連作... 2009.1.22 映画・ザ・ムービー
文化芸術宗教 土居健郎『「甘え」の構造』 英語には日本語の「甘える」に相当する言葉がない、という話から始まる日本論。Wikipediaにも項があるようなベストセラーだったそうだが最近まで知らなかった。私にはやはりこれは日本論というより裏返しの一神教論として読めてしまう。 たとえば浄土真宗では他力本願といって、自己の力で悟りを開いて成仏するなどという考え方は捨てて、ただ阿弥陀如来の力にすがるべし、というようなことを強調するわけだが、思えば... 2009.1.17 文化芸術宗教
WEB情報通信 ガザ地区で紛争が激化する一方 日本では次のボーカロイドに何を持たせるかを巡って持物戦争にうつつを抜かしている人々の姿があった。ちなみにフライングしすぎとか言われてますが、 かなり前からのネタである。このスレの1000取りが最古らしい。 マグロなら食べたり乗ったり殴ったり(ダイナマイト刑事など冷凍マグロはネタ武器として伝統がある)使い方に幅がある。 中の人の出ているゲームEver17に冷凍マグロネタがある。 他のファミリーの持物... 2009.1.11 WEB情報通信
科学技術哲学 アルフレッド・W.クロスビー『ヨーロッパ帝国主義の謎―エコロジーから見た10~20世紀』 アルフレッド・クロスビーつながり4冊目。それなりに面白かったが、『銃・病原菌・鉄』とほぼ完全に重複する内容であり、そちらの方が時代的にも後でより洗練されているので『銃・病原菌・鉄』を読んだことがある人は、差分の分しか面白くないかもしれない。訳者あとがきより。 本書の原題はEcological Imperialism: The Biological Expansion of Europe, 900... 2009.1.9 科学技術哲学
科学技術哲学 ウィリアム・パウンドストーン『選挙のパラドクス―なぜあの人が選ばれるのか?』 アローの不可能性定理 社会選択理論 投票の逆理 戦略投票 のような内容に関する本。今のところ候補ごとに1〜10点などと評価をつけさせる範囲投票が一番ましに見えるという結論らしい。 当たり前だが具体例がアメリカの話ばかりなので、読んだ面白さはウィリアム・パウンドストーンの他の著作に比べると大分劣ってしまう。 これらの話題に関しては昔もっと簡単に面白みを伝える本を読んだ記憶があって、そちらを同時... 2009.1.7 科学技術哲学
ゲーム森羅万象 07th Expansion『うみねこのなく頃に Episode4 Alliance of the golden witch』 07th Expansion Ep3が神懸かり的に面白かったので期待大でしたが今回はいまいち。Ep2よりはずっとマシでしたが。 おまけ 山羊つながり。 【ニコニコ動画】志村けんみたいなヤギ 【再UP】 2009.1.4 ゲーム森羅万象
文化芸術宗教 古川日出男『アラビアの夜の種族』 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: この本がスゴい2008 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「アラビアの夜の種族」はスゴ本 【徹夜保証】 と、スゴ本さんのところでメチャメチャ褒めちぎられていたので正月休み用に選んだのだが正解。ネタバレすると致命的というわけではないが、かなり興がそがれると思うので検索禁止。 100%味わえるかどうかはある箇所で「○ィ○○○... 2009.1.2 文化芸術宗教