文化芸術宗教

新訳「カラマーゾフの兄弟」異例のベストセラー

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 新訳「カラマーゾフの兄弟」異例のベストセラー 混沌の時代、生きるヒント かなり昔読んだことは憶えているのだが、はっきり言ってそこまで面白かったという記憶はない。 というか、大審問官の部分以外そんなに憶えていない。面白さがわかるには若すぎたんだということにしておこう。もう一度読んでみてもいいのかな。 で、大審問官がどんな話かというのはググってもらうとして、この...
WEB情報通信

FC2ブログリニューアル?

「FC2ブログ」リニューアル 3万行のコード半減、表示高速化 - ITmedia News そういえば確かに少し早くなっているように感じる。 使用頻度が低いサーバにWordPressをインストールしてそちらに移行しようかと思っていたところなのだが、また迷ってしまうではないか。 現在FC2はかなり居心地がよく、機能として唯一足りないと思っていた予約投稿もすでにできるようになったので決定的な不満点はな...
政治経済社会

ニコラス・サリバン『グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』

図書館でタイトルに目が留まったので読んでみたが、なかなか面白かった。 グラミン銀行については結構前から知っていたのだが、バングラデシュでこんなことが起きているとは知らなかった。 メモを書いておこうかと思ったが、すでに良いまとめが見つかったのでリンクさせてもらおう。机の上が汚いSEが書く日記 - 書評:『グラミンフォンという奇跡「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』ニコラス・P・サリバン 著...
ゲーム森羅万象

『うみねこのなく頃に』初プレイメモ

プレイ前 一応ひぐらしの竜騎士さんの次シリーズだからやっておかねばなるまい。 プレイ前に今まで読んでなかった本家HPのキャラ紹介を見ておく。なんだこのいい具合にイカれた命名の数々、絶対に覚えられんからキャラ表でも作りながらやるか。 右代宮(うしろみや)がなぜか「うだいかん」に読めて困る。さらに右代宮家の家紋=片翼の鷲が、FSSのナイトマスターの紋章に見えて、いつ剣を抜いて斬り合いを始めるのか気にな...
科学技術哲学

充分に発達した科学技術が魔法と見分けが付かなくなることはもうない

星新一の『おみやげ』を枕にして言いたかったのは、歴史の変曲点の話の続きである。 一つ空想してみよう。この灰になってしまった「おみやげ」について私たちは何が言えるだろうか? 私は「簡単に宇宙を飛び回れるロケットの設計図」に何が書いてあったかは全く想像もつかない。そんなものが存在しえたかどうかも疑わしいと思われる。*1 ただし、想像もつかないとは言っても、少なくとも光速を越えることはできなかったであろ...
星新一の夢世界

星新一『おみやげ』

原始の地球に降り立ったフロル星人は、やがて進化するであろう地球人のために簡単に宇宙を飛び回れるロケットの設計図あらゆる病気を治し、若返ることのできる薬の作り方皆が平和に暮らすにはどうしたらいいかを書いた本 等をカプセルに詰め「おみやげ」として砂漠に残していった。しかし進化した人類はその砂漠で核実験を行ったため「おみやげ」はそれと知られることなく灰になってしまった。 教科書に載ったことで有名なこの作...
文化芸術宗教

ルドンの黒 眼をとじると見えてくる異形の友人たち

渋谷のBunkamuraでやっている『ルドンの黒 眼をとじると見えてくる異形の友人たち』を観に行ってきました。幻想的な作風で知られる画家オディロン・ルドン(1840〜1916)は、ギュスターヴ・モローと同時代のフランス象徴主義を代表する画家です。 ……だそうな。 だいたいダーウィンと同じ時代の人間ですな。そんな時代にはこういう絵から受ける感覚も現代人とはずいぶん違ったものだったに違いない。 これは...
科学技術哲学

コンラート・ローレンツとナチス・ドイツ

このエントリでローレンツの生きていた時代を適当に「この時代」と書いたが、「この時代」とは思いっきり大雑把に言えばナチスの時代でもある。 我々が今日持っている人類文化、芸術、科学および技術の成果はほとんど専らアーリア人種が創造したものである。アーリア人種は人類のプロメテウスであって、その輝く額からいかなる時代にも常に天才の精神的な火花が飛び出し、神秘の夜を明るくし、人類をこの地上の生物の支配者とする...