WEB情報通信

ネットイナゴネットイナゴ

えっ、何それ三国志オンライン? としか思えない私がいる。てか普通に「炎上」でいいじゃん。 池田信夫 blog はてなに集まるネットイナゴ  このエントリ見てたらなんか思い出したので例によって『表現の自由を脅すもの』からの引用を二箇所ほど。  それでは、人を傷つける意見の規制はどのように正当化されるだろうか。(中略)その論理を辿れば、これらの議論は皆、同じ結論に回帰する。つまりそれは、勝手な批判(従...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ1 個人的回想と主題の提示

【目次】 【第2回】  最近IWCの総会があった関係でいくつか反捕鯨問題のニュースを見かける。 痛いニュース(ノ∀`):“日本の怒り爆発!” 「国際捕鯨委員会(IWC)脱退も」 日本政府表明…新機関設立も 痛いニュース(ノ∀`):【捕鯨問題】「日本の対応は子どもじみたかんしゃく。母親は子供のかんしゃくを認識するものだ」…オーストラリア環境相  他にも探せばいくらでも出てくると思うが、議論はたぶん私...
WEB情報通信

倉庫番とそのソルバーの情報まとめ

第8回 倉庫番を解くアルゴリズム:ITpro  これをきっかけにちょっと調べたら、面白いことになってきたのでメモしておこう。  私が初めて(2番目だったかも)買ってもらったパソコンには倉庫番のソフトが付属していて、ルールの単純さとそこから生み出されるパズルの複雑さの落差に興味を引かれたものだった。  他にこれに匹敵するものはコンウェイのライフゲームぐらいのものではなかろうか。 倉庫番パズル  ソル...
映画・ザ・ムービー

話が通じない話『バベル』 オススメ度 8/10

タイトルのバベルとは 聖書におけるバベルの塔 バベルの塔の記事は『旧約聖書』の『創世記』11章にあらわれる。位置的にはノアの物語のあとでアブラハムの物語の前に置かれている。そこで語られるのは以下のような物語である。 もともと人々は同じ1つの言葉を話していた。シンアルの野に集まった人々は、れんがとアスファルトを用いて天まで届く塔をつくってシェム(ヘブライ語、慣習で名と訳されている)を高くあげ、全地の...
科学技術哲学

人類の歴史はたったいま変曲点を通り過ぎたところ

固定リンクのURLを見ているとこのエントリが300個目のエントリになるようなので記念にちょっと大風呂敷を広げてみることにする。  このブログへは「ポルポト 笑ってはいけない 泣いてはいけない」等の検索フレーズでのアクセスが毎日のようにある。多くが映像の世紀に関連する検索だと推測される。(参考)  こんな特に意識もせずに書いたエントリに未だにアクセスがあるということは、映像の世紀がいかにすごい番組だ...
文化芸術宗教

ゴセシケゴセシケ

地上でもっとも凶々しいSF 合成脳のはんらん(合成怪物)  ずいぶん前に読んだ覚えのあるはずの上のリンクの文章がなぜかはてブの注目エントリに上がっていた。私もこの本は小学校の図書館で読んで強く記憶に残っている。  今思えばSFに限らず私の趣味一般、たとえば登場人物皆殺し系の悲劇的というか破滅的な結末の話が好きだったりすることなどにかなり影響を与えているような気がする。  「『脳に意識がある』という...
科学技術哲学

複雑系・カオス・フラクタル関係のおすすめ本まとめ

「複雑系関係でいい本知りませんか?」というリクエストが(リアルで)あったので備忘がてらまとめてみました。  基本は圧倒的にこれがおすすめ。なんと言ってもローレンツ本人の手によるだけあって非常にわかりやすい。図表が豊富なのも良い。  下のは4冊は応用編。生物・物理・宇宙論・数学等との関連。どれも甲乙付けがたいぐらい最高に面白いですぞ。 6/1 追記  もうちょっとあっさり読みたいという人は複雑系ブー...
政治経済社会

村上龍『あの金で何が買えたか―バブル・ファンタジー』

イラク戦争に費やした4560億ドルがあれば何ができるか - GIGAZINE  このエントリを見て何か懐かしい既視感をおぼえたと思ったらこの本だった。面白くてインパクトがあることは認めるけどあまりフェアとは思えない。こういう宣伝が必ずしもフェアじゃなきゃいけないと思っているわけではないけど。  単に日常レベルの物事に換算するということ以外で最大のポイントは「AがBまたはCまたはDまたはEまたは…に...