書評

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年9月版

『エルフェンリート』★ 岡本倫著。怪作と聞いていたかが確かに怪作。好みは割れそう。私は拒否もしないが特別好きでもない。アニメ未見。『石の花』★★★★ 坂口尚著。何かで思い出した。確かに面白いし、紛れもなく名作ではあるんだが、どこか『ユーゴ戦士ノーガンダム』って言葉が頭に浮かんでくる感じの軽さが拭えないのだな。なんでだろ。『影武者徳川家康』★★★★ 隆慶一郎著。いつかジャンプでやってたのを思い出した...
政治経済社会

アビジット・V・バナジー エスター・デュフロ『貧乏人の経済学 – もういちど貧困問題を根っこから考える』

久々に単独でエントリ立てておすすめしたくなった本。 内容の説明はすでに沢山出ているので他に譲るが、すごく面白いし、ためにもなる。 解説の「きれいな山形浩生」も見物。参考リンク貧乏人に足りないもの―『貧乏人の経済学』 - 事務屋稼業バナジー/デュフロ『貧乏人の経済学』 | トピックス : みすず書房おまけ エスター・デュフロ: 貧困に立ち向かう社会的実験
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年8月版

『日出処の天子』★★★★ 大昔読んだことあるはずだけど、再読。やっぱ面白いなあ。『マンガの力?成熟する戦後マンガ』★★ 夏目房之介著。『日出処の天子』の話があったなあと思いだした。結構面白かった記憶がある。『リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』★★ エリック・リース著。なかなか示唆に富む。『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』★ 豊田正義著。事実は小説よ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ書評まとめ お金・金融・経済・投資関連特集 その1

ここしばらくの経済系の勉強が一段落した感じなので、ここらでいったんまとめ。『新装版 レモンをお金にかえる法』★★★★『新装版 続・レモンをお金にかえる法』★★ ルイズ・アームストロング著。大昔に読んで面白かった記憶がある。『この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講』★★★★★『この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年7月版

『飢える大陸アフリカ―先進国の余剰がうみだす飢餓という名の人災』★★★ ロジャー・サロー著、スコット・キルマン著。現代の飢餓は物理化学生物的な限界の問題ではなく政治の問題。最悪なのは先進国の農業補助金。まあわかっていたと言えばわかっていたことではあるが、とてもいい。おすすめ。サロー他『飢える大陸アフリカ』:アフリカ農業の発展方策をまじめに考えた、ものすごくまともでよい本。 - 山形浩生 の「経済の...
文化芸術宗教

ジェイムズ・P・ホーガン『巨人たちの星』

ガイア教の天使クジラで使おうかと思ってメモしたが割愛された部分。ただ削除して熱にしてしまうのはもったいないので関連エントリとして公開しておこう。 1981年のSF小説。本筋とは特に関係のない半ページほどの挿話にすぎないが、水生類人猿説が事実だったことになっている。 ところが、映像で再現されたミネルヴァの歴史には、地球の人類学者がかつて想像もしなかったようなくだりがあった。初期の類人猿は陸上の肉食動...
科学技術哲学

ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心―性淘汰と人間性の進化』

以前詳細に紹介すると言った*1ものの、どれだけ先になるかわからないし、重要な部分が多すぎてほとんどそのまんまにならざるを得ないので、考えを変えて先におすすめだけしておくことにした。 要点は、人間特有の高度な知性・言語・芸術・道徳などは、クジャクにとっての尾羽のように、性淘汰における適応指標形質として進化したということだ。私は、この見方は基本的に正しいと考える。 20世紀第4四半期で最も重要な進化論...
文化芸術宗教

ジョン・ウィンダム『トリフィド時代―食人植物の恐怖』

SF一般教養として名前と概要は知っていたが、読んだのは初めて。 あまりにも現代的なので驚いた。仮に「最近封切られたハリウッド映画のノベライズです」といって読まされても「あんまり新しさがないなあ」と思うだけでそんなに違和感がないほどだ。古典というに相応しい。おまけ【ニコニコ動画】人類SOS! Part1