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アラン・チューリングの名誉回復

はやしのブログ イギリス首相の、アラン・チューリングに対する公式謝罪文  アラン・チューリングの名誉回復について。彼の名で知られている有名なものは主に三つある。 チューリング賞 チューリング・テスト チューリング・マシン  チューリング賞は計算機科学最高の栄誉とされている賞だ。  チューリングテストはAI分野において、あるいは知性とは・意識とは・思考とはなんぞやという哲学の分野において、汲めども尽...
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アンソニー・プラトカニス エリオット・アロンソン『プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く』

かなり昔読んだ本だが、ちょっと記憶を確かめたいことがあって再読。ついでにおすすめ。  プロパガンダという単語からは政治的なものの方が先に連想される。この本でもナチスの宣伝戦略の話などはもちろん出てくるが、重点が置かれているのはむしろ広告の方。  もちろん政治を軽視する意図は全くないが、現代人が最も大量に晒され日々の生活に影響を受けているのは確かに商業広告なので、そのテクニックを知っておくことは大切...
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ポール・コリアー『最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』

以前立ち読みで良い本だとは思っていたけど、図書館の予約の順番が回ってきたのでまた読んだ。やっぱりすごく良い本だった。おすすめ。  思いっきり要約すると、ここ数十年の間に、 先進の10億人+発展途上の50億人  という構図だった世界は、 先進or発展途上の50億人+底辺の10億人  という構図になりつつあるということ。  そして、この底辺国が陥っている罠を打破するには、軍事介入や貿易自由化という、通...
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ジョン・ホバマン『アメリカのスポーツと人種』

ボルトが異次元の世界新 100M9秒58で優勝  に関連して、 人種差別問題でオススメの本3冊  に追加しておいた方がよいと思う本を紹介しておく。  白人と黒人両者が人種的運動能力に関する調査を恐れているのは、それが知力や情緒に関わるもっと内面的な人種的差異を示唆するからである。科学者と一般人のいずれも、人種的な身体構造や生理についての本音を隠し続けているので、両者の不安は解消することがない。こう...
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日本版ボートマッチ総選挙2009

日本版ボートマッチ : 総選挙2009 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)  ただの話の枕で、別にそんなに良くできたアンケートとも思わんから、これの結果がこう出たからというわけではないのだが、まあ今回は普通に民主でいいんじゃないの。  そもそも選挙というものは、合法的・平和的に定期的に権力者を交代させるためのものであって、こんだけ自公連立が続いた後でなお与党に入れていいのは「もう現政権が...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2009年7月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。  ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『自分をつくりだした生物―ヒトの進化と生態系』★★★  ジョナサン・キングドン著。先史人類とそのテクノロジーが環境といかに相互作用してきた...
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「○○○○○は○の基本的人権より厚く保障されねばならない」

クイズ。政治経済の教科書に載っている言葉です。○の中身を埋めて下さい。  字面や字数ではなく内容から考えてほしいので、○の数は実際の字数と同じとは限りません。しかし、そう離れてもいません。  現在かなり忙しいので、もしかしたら解答は何週間も先になるかもしれませんが。 おまけ  なんのヒントにもなりません。 【ニコニコ動画】 NES Wizardry in 45.82
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エドワード・ルース『インド 厄介な経済大国』

ありがちな駄本みたいな邦題が非常にもったいないインド本。原題は"IN SPITE OF THE GODS - The Strange Rise of Modern India"。『神々をものともせず―現代インドの奇妙な隆盛』という程度の意味合い。  タイトルから連想されるようにインドという名称につきまとう神秘的なイメージにばかり着目する傾向――それは西洋人だけではなくインド人自身にさえも見られる―...