科学技術哲学 2007年ブログネタ在庫一掃セール「本」編 今年読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、紹介タイミングがないままの本をまとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度を表す。人に薦める価値もないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。十分おすすめである。『彼らが夢見た2000年』★★ アンドリュー・ワット著。1900年の人間は2000年の世界をどのように想像したか。『見えざる左手―ものいわぬ社... 2007.12.29 科学技術哲学
科学技術哲学 チャールズ・サイフェ『宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号』 考え出された当初は予想もしなかった物事にまで応用されるというのは理論の価値の最高の証明であるが、その点でクロード・シャノンの情報理論は比類ないものであろう。 熱力学・生化学・宇宙論・量子力学・相対性理論などを情報理論との関連という切り口からまとめた良書。若干求められている前提知識が高めな気がするがかなりおすすめ。科学なニュースとニュースの科学:この本読んだ? 2007年注目の科学ノンフィクション(... 2007.12.20 科学技術哲学
科学技術哲学 スティーヴン・ウェッブ『広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス』 町村官房長官「UFO絶対いると思う」(産経新聞) - Yahoo!ニュース UFOだけなら「未確認飛行物体の略ですから確認されていない飛行物体が存在するのは当たり前です」とか言い逃れられたけど、ナスカの地上絵がどうとか言っちゃってるから普通にトンデモ発言だな……。ペルー国民よ怒っていいぞ。 さて、地球にUFOが来てるという認識はあからさまなトンデモだが「宇宙に人間以外の知的生物がいるか?」という問... 2007.12.19 科学技術哲学
WEB情報通信 西垣通 『ウェブ社会をどう生きるか』 『ウェブの品格』とでも改題した方がよくね? ぐらいの印象。 一章に一つぐらい、いちいちファッショナブル・ナンセンスの領域に一歩踏み込んでる箇所があって萎えた。 とはいえ、事実認識としてあからさまにおかしいところはなかったような気がするので、おじさんにも読みやすいウェブ進化論としての価値はあるんじゃないのかな。 積極的にはおすすめしない。おまけ【ニコニコ動画】忙しい人のための『粉雪』 2007.12.17 WEB情報通信
文化芸術宗教 海堂尊『チーム・バチスタの栄光』 方々でべた褒めされていたので読んだ。 こういういわゆる普通の小説を読むのはかなり久しぶりなので、どう評価していいかわからないが、かなり面白かったと言っていいのではないか。 どういう繋がりか『パラサイト・イヴ』と比較されていることが多いが、『パラサイト・イヴ』よりは好きだ。おまけ 病院繋がりで作者は病気シリーズ。フタエノキワミ系では粉雪も受けたけどこれが一番。【ニコニコ動画】【MAD】フタエにキワメ... 2007.12.14 文化芸術宗教
政治経済社会 木村剛『最新版 投資戦略の発想法』 前も少し書いたけど今まで関心が薄かった経済や金融に興味が沸きつつあるこの頃。404 Blog Not Found:発想法の投資戦略 でおすすめされていたので購入。 さすがに常識的な事が多く、今回これを読んだからどうだということはなかったが、非常な良書だと思う。最初の一冊におすすめ。おまけ 12日でニコニコ動画が誕生一周年だったとか。まだ1年しか経ってなかったのか。【ニコニコ動画】ニコニコ動画の貴重... 2007.12.13 政治経済社会
科学技術哲学 フリーマン・ダイソン『ガイアの素顔―科学・人類・宇宙をめぐる29章』 フリーマン・ダイソンは「ガイア」を語ってもアホに聞こえない稀なる人間。 個人的に、日本で紹介されるときよく「ダイソン球で有名な〜」とか付け加えられるのがいまいち気にくわない。あれは本人も言っているように『スターメイカー』が出典でダイソンのアイデアなわけじゃなく、別にSFに関係なく単純に現代最高の知性の1人なのに。 恥ずかしながら、今回英語版のWikipediaでテンプルトン賞を受賞しているというの... 2007.12.4 科学技術哲学
文化芸術宗教 中島敦『山月記』 DS文学全集で久々に読んだがやっぱりこれは面白いわ。 隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。いくばくもなく官を退いた後は、故山、略に帰臥し、人と交を絶って、ひたすら詩作に耽った。下吏となって長く膝を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺そうとしたのである。しかし、... 2007.11.12 文化芸術宗教