書評

科学技術哲学

スティーヴン J.グールド『人間の測りまちがい』が文庫版になっている

RUMさんのコメントで知りました。今までネット上ではほぼ入手不可で、図書館で借りるか古本屋で探すしか読む方法がなかったので、以前から復刊を願っていましたが、実現した形で非常に喜ばしいです。ぜひこの機会に読んで下さい。おまけ【ニコニコ動画】ロイツマ ガンプラ版
科学技術哲学

イアン・エアーズ『その数学が戦略を決める』

書評 「その数学が戦略を決める」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 最近巡回先に入った上のブログで見て面白そうだったので思わず買ってしまった。 内容の説明はリンク先に詳しいので繰り返さないが、かなり面白かった。もしかしたら(もしかしなくても)私もamazonに統計的に分析されてカモと見られているかもしれんな。 この本とはまったく関係はないが、リンク先のサイトの『神は妄想である』読書...
科学技術哲学

ジョナサン・マークス『98%チンパンジー―分子人類学から見た現代遺伝学』

『人間の測りまちがい』の最新分野版とでも言うべき本。チンパンジーのDNAは人間と98%同じなのだから云々、というような主張は一度ぐらい聞いたことがあると思うが、いったいそれはどういう意味なのか? 現代科学ではDNAのわずかな違いが生物にどういう影響をもたらしているかということは、まだまだ研究が始まったばかり。この98%というのは単に、ある塩基配列をそのまま比較しただけの数字にすぎない。 高校でDN...
政治経済社会

吉本佳生『スタバではグランデを買え!』

以前紹介した『まっとうな経済学』にかなりよく似たコンセプトの本。コーヒーから話が始まるところもそっくり。 『まっとうな経済学』よりは身近で簡単な内容を取り扱っているので、この本が面白いと思った人には次に『まっとうな経済学』をおすすめ。 逆に言うとすでに『まっとうな経済学』のような本を読んでいる人にとってはこの本はちょっと物足りないかも。おまけ【ニコニコ動画】作業用BGM - 昼のカフェ
アニメコミック

遠藤誉『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』

昔(中国ではないが)アジアの国に住んでいて、日本のサブカルチャーやその海賊版の浸透ぶりを肌で感じたことがあるのでこの話題には興味がある。 読んでみたが、かなり面白かった。内容については下手に解説するより下の場所を読んでもらった方がいいだろう。無料登録してでも読む価値あると思う。中国"動漫"新人類 (中国"動漫"新人類):NBonline(日経ビジネス オンライン)おまけ【ニコニコ動画】漫画家 手塚...
Xevo

中島聡『おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由』

会長の本が出ました。WEBからの再録も多く普段ブログを読んでいる人にはそう目新しいことでもないかもしれませんが、第三章の特別対談はどれもかなり面白かったです。Part1 西村博之Part2 古川享Part3 梅田望夫おまけ これは面白い。教育効果も高そう。早くもロケット作っちゃってる人たちまでいます。【ニコニコ動画】ピタゴラスイッチが楽しめるソフト Phun
科学技術哲学

ジェームズ・ローレンス パウエル『白亜紀に夜がくる―恐竜の絶滅と現代地質学』

恐竜の絶滅が隕石衝突によるものだというのは今日時点ではほぼ定説だが、少なくとも私の子供の頃はそうではなかった。出てきたのも受け入れられたのも比較的最近の話だ。 受け入れられたとはいっても、その道は必ずしも平坦ではなかった。地質学と進化論はそれぞれノアの大洪水と天地創造という聖書のドグマと戦うことで始まったようなものである。 その出自のせいもあって、(神の介入のような)偶然で突発的な大事件による説明...
科学技術哲学

ジョン・D・バロウ『宇宙の定数』

物理定数を主軸に据えた本。分野は『宇宙のランドスケープ』に近いが、過去の歴史も面白い。 まだしっかり確立している話ではないようだけど、実際に微細構造定数が変わっていることを示唆する具体的な観測があるというのは初めて知ったかな。かなりおすすめ。 ジョン・D・バロウの本はどれも面白い。おまけ 変わるものと変わらぬもの。【ニコニコ動画】ポケモンの名前や必殺技を外国語に翻訳⇒日本語に再翻訳してみた 1