経済

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年11月版

『すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠』★ ダミアン・トンプソン著。欧米の事例ばかりだが悪くない。『1421』というトンデモ本については存在自体を初めて知った。日本ではそんなに知られていないのかね?『世紀の相場師ジェシー・リバモア』★★★★ リチャード・スミッテン著。まず単純に伝記としても面白い。投資の参考になる話もあるし、贅沢ぶりとか家族のスポイルぶりとか破滅ぶりの...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年10月版

『国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源』★★ ダロン・アセモグル著、ジェイムズ・A・ロビンソン著。詳しくはリンク先参照。私が新たに有益だと感じたのは、制度にとても強い慣性が働くという点。アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するか』上巻:サクサク読めておもしろい。が、前からこの種の制度派について思っていた疑問はそのまま。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」書評 「国家はなぜ衰退するのか」...
おすすめ書評まとめ

竹中正治小特集

最近すっかりファンになった竹中正治先生の小特集。竹中正治ホームページMasaharu TakenakaAmazon.co.jp: Max-Tさんのプロフィール竹中正治の記事一覧 - BLOGOS(ブロゴス)『今こそ知りたい資産運用のセオリー』★★★★★ 竹中正治著。素晴らしい。内容がまともなのはもちろんだが、アリスのショートストーリーがなんとも言えない味出してる。すごく頭が良くて面白そうな人だ。『...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年9月版

『プログラミング言語の基礎概念』★ 五十嵐淳著。教科書的。OCamlを使っているのが特徴。『WILLPOWER 意志力の科学』★★★★★ ロイ・バウマイスター著、ジョン・ティアニー著。とても面白くて役に立つ。バウマイスター他『Willpower:意志力の科学』:うーん、ヤル気の科学よりいいなあ。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」『インターネット財務情報システム―XML技術とXBRLデータ標準を用...
政治経済社会

ハイパーインフレではハイパーなことは何も起きていない

ハイパーインフレは色々な意味で目立つ経済現象である。近年ではジンバブエで発生してネタ化したことが記憶に新しい。だが、目立つ部分の大半は錯覚だ。見た目ほどハイパーなことが起きているわけではない。 金本位制の時代と違い、現代の通貨の価値を担保するものは発行する政府の信用のみである。また次の誰かが受け取ってくれるという信用がなければ、ただの紙以下である。 通貨の価値は政府の信用に比例するから、一定価値の...
政治経済社会

いつかの生産性の議論ってそんな難しい話だったのだろうか

ゴッドランドの経済学 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」 というエントリが好きで、今でも年に一度ぐらい読み返すんだが、そこから派生した生産性云々の議論ってそんなに難しい話だったのか? という疑問が毎回生じる。 マンキュー経済学の最初の10大原理で、第2原理:あるものの費用は、それを得るために放棄したものの価値である。 というのがある。 オートメーション自動車工場や巨大発電所などの、単純な・絶対的な...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年7月版

『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』★★★ ガイ・ドイッチャー著。内容はshorebird先生の書評参照。著者の主張にはあまり同意できないし、著者の人格も尊敬できないが、言語トリビア集として面白いことは否定できない。書評 「言語が違えば,世界も違って見えるわけ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『知の逆転』★ ジャレド・ダイアモンド他著。ジャレド・ダイアモンド目当てだったんだけ...
それにつけても金のほしさよ

ケン・フィッシャー『投資家が大切にしたいたった3つの疑問』

ホッテントリメーカーで作ったかのような釣りタイトルにイラッ☆と来そうになったが、先入観に反して内容は極めてよかった。実際には間違っているが信じているものは何かあなたに見抜けて他人に見抜けないものは何か私の脳は自分を騙して何をしようとしているのか というのが、タイトルの3つの疑問。752ページもの大著だが、大意を2行で要約するとこうか。 インサイダー取引はもちろん違法であるが、他人が知らなくて自分が...