経済

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2011年12月版

『イカの心を探る―知の世界に生きる海の霊長類』★★  池田譲著。結構おもろい。 書評 「イカの心を探る」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『アフリカを食い荒らす中国』★★★★  セルジュ・ミッシェル著、ミッシェル・ブーレ著。邦題がクソだが、内容はとても興味深い。オススメ。 『生物の社会進化』★★★★★  ロバート・トリヴァース著。昔これで見たはずのエピソードを確認したくて借りてき...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2011年9月版

『合衆国再生―大いなる希望を抱いて』★★★★  バラク・オバマ著。もうすぐ大統領選の年。今更だがやっぱオバマはまともだ。もちろん私は選挙権ないけど再選を希望する。 『ぼくらはそれでも肉を食う―人と動物の奇妙な関係』★★★★★  ハロルド・ハーツォグ著。すばらしい。動物と人間の関係ものでは『動物感覚』以来の一押し。 書評 「ぼくらはそれでも肉を食う」 - shorebird 進化心理学中心の書評など...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2011年6月版

『悩ましい翻訳語―科学用語の由来と誤訳』★  垂水雄二著。いやエロい意味ではなく。「ギニア豚」って何でしょう? 書評 「悩ましい翻訳語」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『虫歯になる人、ならない人』★★★  西川義昌著、白石拓著。合言葉は「歯は臓器」。コンパクトでいい感じ。自分の将来の健康のためにも、小さい子供がいる人は子供のためにも、おすすめ。 『知覚は幻 ラマチャンドランが語...
政治経済社会

磯田道史『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新』

他人の家計簿なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。  昔の人の生活なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。  では、昔の人の家計簿が見られたらどうだろう? もちろん、めちゃくちゃ面白い。超オススメ。  内容そのものは本を読んでもらうとして、あとがきから教訓的な部分を二箇所メモしておきたい。 「歴史とは過去と現在のキャッチボールで...
政治経済社会

ウィリアム・パウンドストーン『プライスレス 必ず得する行動経済学の法則』

『ライフゲイムの宇宙』と『囚人のジレンマ』の二大傑作でうちではお馴染みウィリアム・パウンドストーンの行動経済学本。  それらと同等とまでは言えないが、かなり面白い。  「価格」というものがいかに曖昧模糊とした人間的な構築物であるかということが繰り返し強調される。  この場でただ一言だけ憶えておくならば「ふっかけた方が得」か。  タイトル通り面白いだけでなく実益につなげることもできそうなので、営業や...
政治経済社会

マルク・レビンソン『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった』

コンテナ輸送というものは、あまりにも見慣れすぎていて、随分昔からあったことのように思ってしまうが、現代的な意味でのコンテナ輸送は、実はたかだかここ半世紀程度のものに過ぎないらしい。  昔の海上輸送では、小分けの荷物を沖仲仕と呼ばれる男達が毎回毎回積み方を工夫しながら、いちいち積み下ろししていた。時間がかかる上に、荷抜きと呼ばれる盗みも横行していた。  コンテナ化はこれらの欠点を解消し、輸送コストを...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2011年3月版

最近読んだり見たりしたもの、またはずっと紹介したいと思っていたものの中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。  ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『GIRL FRIENDS』★★  みやきち先生のところで知ってレンタルした百合漫画。最初、絵が合わないと思って投げかけた...
政治経済社会

ロバート・ゲスト『アフリカ 苦悩する大陸』

かなりよかったと思う。  アフリカの現状やそれを変えるための方法についての本はいくつか紹介してきたが、それらのエッセンスを集めて、読みやすく詰め込んだような印象。  アフリカ関係で読み始める最初の一冊として最適と思われる。 関連書籍 おまけ 【ニコニコ動画】【MMD】 童話ごんぎつね 学芸会仕立て風 【新美南吉】