SF

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年12月版

『反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか』★★★★★ ジョセフ・ヒース著、アンドルー・ポター著。話そのものは「ヒッピーからヤッピーへ」等のキーワードで知ってたし、元々批判的な人には当たり前な感じだけど、自身リベラルな人がこうやってまとめたところに価値があると思う。超おすすめ。『ルールに従う―社会科学の規範理論序説』★★ ジョセフ・ヒース著。他のに比べて専門的。それだけが理由...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年11月版

『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』★★★ 安彦良和著、矢立肇著、富野由悠季著。Kindle版が激安セールやってたときに12巻ぐらいまで読んだ。思ったよりかなり面白い。『人は原子、世界は物理法則で動く―社会物理学で読み解く人間行動』★★★ マーク・ブキャナン著。この人の本どれも似たような感じだけど、これが一番おすすめかな。『東方外來韋編 Strange Creators of Outer Wo...
文化芸術宗教

アンディ・ウィアー『火星の人』

結構前から存在だけは知ってたが、今まで読んでなかったのは不覚。無茶苦茶面白い。そりゃ速攻映画化もするわ。 ただ映画でこの小説の良さを再現するのはどんなに頑張っても不可能だろう。よくありそうな感動もののになってしまう可能性大。
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年9月版

『ダンジョン飯 2巻』★★★★ 九井諒子著。さすがに1巻ほどの衝撃はなくなったが、まだまだ面白い。『東方鈴奈庵 ~ Forbidden Scrollery. (4)』★★★ 春河もえ著、ZUN原作。こちらもまだまだ面白い。易者www『なぜ人類のIQは上がり続けているのか? ――人種、性別、老化と知能指数』★ ジェームズ・R・フリン著。フリン効果の人。元々興味のある人にしかおすすめしない。ジェームズ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年7月版

『素数の音楽』★ マーカス・デュ・ソートイ著。リーマン予想本。『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』★★★★★ 松尾豊著。UEIのshi3zさん経由。すごくわかりやすくてためになる。『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』★ 小林雅一著。上のものほどではないがいい。タイトル残念。『マキャベリアンのサル』★★★ ダリオ・マエストリピエリ著。詳しい内容はshorebird先生にお任...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2014年7月版

『フェッセンデンの宇宙』★★ エドモンド・ハミルトン著。昔読んだはずだが思い出したくなって。なんと言っても表題作がオススメ。ドラえもんにもこれが元ネタと思われるエピソードがあるぐらい有名。『スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち』★ デヴィッド・フィッシャー著。興味深い。『「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!』★★★ NATROM著。お馴染み(?)NATR...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2014年4月版

『スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選』★ グレッグ・イーガン他著。ほぼイーガンの目的。まあまあ面白かった。『刑事司法とジェンダー』★ 牧野雅子著。確かApeman氏経由。教科書的だけどいい。『異端の統計学 ベイズ』★ シャロン・バーチュ・マグレイン著。面白い。書評 「異端の統計学ベイズ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『クライシス・キャラバン―紛争地における人道...
文化芸術宗教

グレッグ・イーガン『白熱光』

すぐ買ったのになぜかしばらく積んでいた。読んでみたらかなり面白かった。イーガンの長編の中でも、これまで一番好きだった『ディアスポラ』に匹敵する面白さ。 あえてケチをつけるなら面白いだけ、ということか。アイデンティティとは何かというイーガン作品に通底してきたテーマがやや薄いのと、これまでと比べて若干オリジナリティに欠けるという点で『ディアスポラ』には及ばないかも。 表面的には『竜の卵』っぽいが、本当...