書評在庫一掃セール2010年6月版

(本文とは無関係)

 最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。

 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。

『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者』★★★

 オリヴァー・サックス著。『動物感覚』でこれだけ読み落としていたことに気づいた。『レナードの朝』は好きで、『妻を帽子とまちがえた男』も読んだことがあったのに、不覚。かなり面白い。

『官能小説用語表現辞典』★

 永田守弘著。例文までちゃんと出てきて面白い。これ見て、昔官能小説自動生成ソフト七度文庫というものがあったのを思いだしたが、あれってどのくらい使い物になるのだろうか。

『貧困の終焉―2025年までに世界を変える』★★★★

 ジェフリー・サックス著。『地球全体を幸福にする経済学』繋がりで読んだ。具体的なエピソードが多いので、読み物としての面白さはこちらの方が上かも。

『WORLD WAR Z』★★★

 マックス・ブルックス著。中・短編エピソードを集めて語られるゾンビ世界大戦。ゾンビものが特別に好きなわけではない自分でも一気に読み通せたので、かなり面白い方だと思う。このジャンルが好きな人にはオススメ。

『科学と神秘のあいだ』★

 菊池誠著。「ニセ科学」関連で有名な菊池教授。音楽に関する話題が多かったりして、少しイメージが変わった。

『数字オンチの諸君!』★★★★★

 ジョン・アレン・パウロス著。リンクぐらい張っておいたことはあったかもしれないが、直接プッシュしたおぼえはなかったのでここで。数学リテラシー本では、まず最初におすすめする一冊。

『地球(テラ)へ…』★★★

 竹宮惠子著。『新世界より』を読んだとき元ネタのひとつじゃないかと思った。不適なガキは始末して記憶も抹消とか。エスパーが抑圧側か被抑圧側かで逆だけど。

『アレックス・スタディ―オウムは人間の言葉を理解するか』★

 これも『動物感覚』つながりで読む。鳥類の知能をハトとか基準に甘く見たらいかんぜよって感じ。

おまけ

 音楽+ニセ科学つながり。これはひどい(笑)。

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