おすすめ本書評まとめ2013年11月版

『すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠』★

 ダミアン・トンプソン著。欧米の事例ばかりだが悪くない。『1421』というトンデモ本については存在自体を初めて知った。日本ではそんなに知られていないのかね?

『世紀の相場師ジェシー・リバモア』★★★★

 リチャード・スミッテン著。まず単純に伝記としても面白い。投資の参考になる話もあるし、贅沢ぶりとか家族のスポイルぶりとか破滅ぶりの反面教師としても最高。一粒で三度美味しい感じ。

『相場師一代』★★★★

 是川銀蔵著。東証Project経由。もちろんある程度は盛っているのかも知れないが、思わず笑っちゃうぐらい波瀾万丈の人生。私とリバモアとかこの人では、絶対に脳の遺伝子に違いがあると思う。たとえ長者番付に載れるとしても絶対真似できん、というかしたくない。

『ミンスクのにわとり―やわらかな発想を養う100問』★

 ユーリ・B・チェルニャーク著、ロバート・M・ローズ著。よくある数学クイズ本ともいえるが、物理が混じってるのとロシアジョークと結びついているのが特徴的。

『「銅メダル英語」をめざせ!~発想を変えれば今すぐ話せる~』★★

 林則行著。投資の本が良かったので著者つながりで。読む書く話す聞くのうち、話すが一番簡単など、既成観念を崩される部分多し。

『「超」勉強法』★★★★

 野口悠紀雄著。三語にまとめると「面白いことが大事」「全体から部分へ」「8割主義」。言い換えれば「モチベーション」「インターレース」「パレートの法則」。概ね同意だが、子供の頃に読みたかった。並べた2冊は補足程度に。

『株でゼロから30億円稼いだ私の投資法―大株主への道こそ株式投資の本道』★

 遠藤四郎著。やや古い本であり、今日の状況に適用することはできないが、時代が違っても変わらない心構え等の部分だけ有益。

『テンバガーを探せ! 10倍儲かる低位株投資術』★

 鮎川健著。上の本の現代版がこれになる……のかな?

『ファンドマネジメント―マーケットの本質と運用の実際』★

 山崎元著。個人向けの良い本をよく出している方。プロはこういうことまで考えないといかんのね、という参考程度に。

『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』★

 山口揚平著。『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』が良かったので著者つながりで。タイトルにもなっているピカソのエピソードは非常に面白かったが、それ以外はややありがちな感じ。

『みけねこキャラコ』★★

 どいかや著。絵本。なんか好き。

『無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい』★★★

 松井忠三著。カンブリア宮殿経由。マニュアルというものへの認識がちょっと変わったかも。

『オニールの成長株発掘法【第4版】』★

 ウィリアム・J・オニール著。これをうんと圧縮して日本に適応させれば『伝説のファンドマネージャーが教える株の公式』に近くなるかも。こちらは大部なので、読むならまずそちらからおすすめ。

『ラ・ロシュフコー箴言集』★★

 ラ・ロシュフコー著。何で知ったか忘れたが、なかなか濃い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました