おすすめ本書評まとめ2014年6月版

『アクロイド殺害事件』★★★★★

 アガサ・クリスティ著。言わずと知れた古典。

『人びとのための資本主義―市場と自由を取り戻す』★★★

 ルイジ・ジンガレス著。最近よくある感じのテーマだが、結構よい。あと著者の意図とは違うかもしれないが、イタリアってひどい国なんだなという印象が……。

『国盗り物語』★★

 司馬遼太郎著。なぜかまだ読んでなかった。

『それでも金融はすばらしい: 人類最強の発明で世界の難問を解く。』★

 ロバート・J. シラー著。悪くないけどこの話題に慣れてきたからか、そこまで感銘はなし。

『僕たちが親より豊かになるのはもう不可能なのか 各国「若者の絶望」の現場を歩く』★

 リヴァ・フロイモビッチ著。感想は同上。

『しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する』★★★

 レナード・ムロディナウ著。個々の話題に未知のものはなかったが、いいまとまり。おすすめ。

『メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』★

 ヨアン・グリロ著。いわゆるメキシコ麻薬戦争については最初興味本位でしか見れなかった。だが、これは現代社会の技術や武器をそのままにリヴァイアサンが失われたらどうなるのかの自然実験ではないかと思うようになった。そう考えるととても興味深いと同時に恐ろしい。

『東大家庭教師が教える 頭が良くなる思考法』★★★★★

 吉永賢一著。個別の内容そのものはどれもどこかの定番自己啓発本とかビジネス書で読んだようなことばかりなのだが、実に無駄がないというか、トータルで素晴らしい完成度。タイトル以外。

コメント

  1. 国と世界的ビジネス組織の争い:メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱

    メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱作者: ヨアン グリロ出版社/メーカー: 現代企画室発売日: 2014/03/07メディア: 単行本 このエントリで紹介した「100年予測…

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