最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。
★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。
『暗殺の事典』★
カール・シファキス著。『詐欺とペテンの大百科』と同じ著者。そちらほどではないが楽しい。楽しんでいいのかという話は置いといて。
『イギリス人の患者』★★★★
マイケル・オンダーチェ著。こういう文学文学したものは普段あまり読まないのだが、これだけは好きなのよね。もっとも、わかりやすくてBGMが良い映画の方がもっと好きだったりするが。
『なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか 記憶と時間の心理学』★
ダウエ・ドラーイスマ著。これに関しては、まだまだ納得のいく答えの出せる段階には来てないので、とても歯がゆい。でもそれはそれで興味深い。
『プログラマのための論理パズル 難題を突破する論理思考トレーニング』★★★
Dennis E. Shasha著。プログラマに限定する必要はないような。ここでもたまにやっているが、ああいう論理パズル好きの人は是非。
『眼の冒険 デザインの道具箱』★★
松田行正著。文中の認識には突っこみたくなるような部分も多いが、まあ野暮というものだろう。単純に見ていて楽しい。
『図説 魚と貝の事典』★★★
魚類文化研究会編。生物図鑑ではなく文化的側面に注目している。かなり面白い。
『入門Luaプログラミング』★
上野豊著。NScripterにも採用されるとかで最近よく聞くので。
『ロマンシング サ・ガ大事典』★★★
攻略本というのはゲームメーカーにとっては、(比較的)楽で実入りの良いおいしい商売らしいが、それ故にか、逆にものすごく気合いの入ったものというのはなかなか出ない。これはその稀な例外。『Diablo art guide book』に次ぐぐらい好き。
『宮崎駿の雑想ノート』★
宮崎駿著。ミリオタ属性が薄い私だが、それでも圧倒される。今までそう思ってなかったわけじゃないが、この人ほんっっっとうに兵器大好きなんだな。そりゃまあこういう見方する人も出るわ。
『リーマン予想は解決するのか?_絶対数学の戦略』★
黒川信重、小島寛之著。ちょっと専門向けっぽいかも。リーマン予想に関して初めてという人にはまだ『素数に憑かれた人たち』の方がいいかな。
『無限を読みとく数学入門 世界と「私」をつなぐ数の物語』★★
小島寛之著。今まで無限ネタだとレイモンド・スマリヤンをオススメしてたけど、軽めの文庫本である程度まとまってるのは貴重かも。
『女性の進化論』★
サラ・ブラッファー・フルディ著。『マザー・ネイチャー 「母親」はいかにヒトを進化させたか』のサラ・ブラファー・ハーディー。この本自体やや古いし、いま最初に読むなら絶対『マザー・ネイチャー』の方がオススメ。ただ、そこに書かれているような知見が霊長類研究から出てきた過程が見えて面白い。
おまけ
イギリス人の間者……って、やかましいわwww
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